2021年3月19日 金曜日
昨日、数輪咲き始めた三葉幼稚園の桜ですが、今日はさらにたくさんの桜の蕾が開いていました。自由登園で来ていた年長さんから桜が咲いていることを聞いていた年中組の女の子達が「1、2、3、4・・・。」と何輪咲いているか数えていくと、「先生!36個咲いとった!咲きそうなやつがまだまだいっぱいあったよ!」と嬉しそうに教えてくれました。卒園式の時にはまだ蕾だったチューリップも花を咲かせ、子ども達の笑顔とお花がいっぱいの幼稚園の園庭です。
今日は令和2年度最後の登園日でした。子ども達は新しいクラスが分かること、今日で今のクラスが最後になることの両方の思いをもって登園してきた様子でした。昨日の職員会で終園式の時間はなるべく短くして、新しいクラスの発表や準備に時間を使えるようにしようと話し合いました。終園式では「お兄さん、お姉さんになるのが楽しみだね。」と園長から声を掛けてもらって、子ども達は新しいクラスの発表に心をワクワクさせていました。そして、「もうすぐみんなは、年少さん。。。年中さん。。。年長さん♪」と思い出のアルバムの歌詞を替えて歌って、ワクワクとドキドキを胸にお部屋に帰りました。部屋に帰ると新しい帽子を先生から配ってもらって被ると、みんなにこにこ笑顔でちょっぴりお兄さん、お姉さんの顔になっていました。
帰りのバスでの出来事です。ぱんだ組のSくんは、「お母さんに新しい帽子を見せて、びっくりさせたいんよ!」と言って、バス停に着くとそっと帽子を体の後ろに隠してバスを降りていきました。そして、「じゃーん!」と嬉しそうに新しいクラスの帽子を見せると、お母さんはとても驚いた様子で、「よかったね!年長さんになるのが楽しみだね!」と一緒に喜んでくれていました。
令和2年度を振り返ると、「こんな時だからこそ、できることは何か」を考え、知恵と工夫を凝らして子ども達が主体の保育や行事をやり遂げてきました。保護者の方々には、そうした保育、行事にご理解とご協力をいただき、又たくさんの温かい声も掛けてくださって、本当にありがとうございました。令和3年度も教職員一同、一丸となって子ども達のために頑張りたいと思います。春休み明けに新しく入園してくる子ども達やお兄さん、お姉さんになった進級児達に会えるのを楽しみにしています。