2021年3月9日 火曜日
発表会が終わり、年長さん達が卒園の準備にかかっているなか、園庭では年中、年少児達が元気いっぱい遊んでいました。長縄コーナーでは、ひつじ組のKくんが「先生、できるようになったんだよ!」と私を呼び止め、教えてくれました。以前までは回ってきた縄を飛び越えるのに一生懸命だったKくんが私の知らない間に、縄のリズムを覚えリズム良く跳んでいました。さらに、「今日は50は行きたい!」と自分で目標を決めて、達成できるように何度も挑戦する姿もありました。見事目標の50回を達成できると満足そうな表情で「やった!出来た!」と言って周りの友達に報告していました。「明日は100いきたいな!」とさらに大きな目標を立てて挑戦しようとする姿が見られ、教師の気づかないところで子どもたちは自分で様々なことにチャレンジし、様々な経験をして心も身体もすくすく成長しているんだなと実感する瞬間でした。
うさぎ、ひつじ組では、「おおかみと7匹の子ヤギ」を題材にした劇遊びをしました。生活発表会で、役になりきって自由に表現することを楽しんでいた子どもたちはあっという間に自分のやりたい役を決めて、なりきっていました。最初に読んだ絵本の内容をしっかり聞いて、理解していたEちゃんはお母さんヤギになりきり「おおかみさんが来てもドアを開けちゃいけないよ」と子ヤギ役の子たちに伝えていました。おおかみ役の子は表情までおおかみになりきり、お母さんヤギが出かけるのを待っていました。お母さんヤギが出かけるといよいよおおかみさんの出番です!ドンドンと足音を立てて子ヤギの所へ向かいます。1回目では声が違うと断られたおおかみ役の子たちは、二回目のノックでいつもより高い声を意識して「あけておくれ〜」と言っておおかみにもお母さんにもなりきっていてとても可愛らしく思いました。お母さんヤギ役のNちゃんはおおかみが、子ども達を食べたと知ると、両方のほっぺたを膨らませながら「もう!だめでしょ!」と、本当に怒るようにおおかみ達に言っていて、一人一人が役になりきり自由に表現することを楽しんでいました。残り少ないひつじ組ですが、最後まで思う存分遊び、楽しんでいきたいと思います。