2021年2月28日 日曜日
幼稚園の発表会が近づいてきて幼稚園児が室内に入ると園庭はひよこ組の貸し切りです。保育教諭が「お外行くよ〜」と声を掛けると普段は片付けが苦手な幼児もはりきって保育室を片付け、帽子をかぶり、いつでも戸外へ出られるよう準備しています。靴もほとんどの幼児が一人で履けるようになりました。まだ一人で履くことが難しい幼児は最初から保育教諭がやってしまうのではなく声を掛けながら見守り、本当に必要な部分だけを援助していき自立できるようにしていきます。靴が履けたら一人ひとり遊びたい場所へ駆け出していきます。
Jくんはスマイルハウスへ行き、「いらっしゃいませ〜」と呼び込みし、お店屋さんを始めました。そこへ保育教諭が「何屋さんですか?」と声を掛けると「お弁当屋さんです!」と教えてくれ、「お弁当一つ下さい。」と言うと保育教諭の手の平にちょこんと砂をのせてくれました。もも組の友達がやって来ると作ったお弁当をしゃもじですくい、食べさせてあげる姿も見られました。Jくんがお店を始めたことをきっかけにどんどんお店を開きたい幼児たちが集まってきて、共同でお店を開いたり、「私はケーキ屋さん!」「パン屋さんです」などと互いに宣伝しあったり、時にはお客さんになりあったりして楽しそうに遊ぶようになりました。
また、フラフープを出すとAくんはフラフープを並べ始め、「ぴょん!」と上手に輪と輪をジャンプして進み始めました。Kちゃんはフラフープを転がし、転がったフラフープを走って追いかけます。他にも保育教諭の真似をしてフラフープを体でまわそうとする子、友達と一緒に輪の中へ入り、電車ごっこをする子などフラフープだけでも何通りもの遊び方があり、すぐにその遊びを思いつく子ども達はやはり遊びの天才だなと感じました。
ビッグボスやジャングルジムにも上手に登れる幼児が増え、成長を感じています。登ることができると「先生、見て!」と嬉しそうに報告してくれる幼児達が可愛いです。4月から幼稚園に進級する幼児達には残り1ヶ月の保育園生活を楽しませていきたいと思います。