2021年1月24日 日曜日
あっという間に1月も残り1週間になりました。まだまだ寒い日が続いていますが、日中は過ごしやすい日も増えてきました。子どもたちは登園して毎日自分で所持品の始末をします。月齢の高い子どもは自分でカバンの中から必要な物を取り出して始末します。毎日保育者と一緒に繰り返していた事がしっかり身に付いてきて成長を感じます。れもん組の子どもたちは最近、折り紙にハマっています。最初はなかなか折れなかった子もいましたが、繰り返していく内に三角や四角を折る事ができるようになりました。保育者が声を掛けながら一緒にやっていくと、犬や猫も折る事ができ、顔や髭も描いている子もいて、とても驚かされました。後2か月で年少さん、たんぽぽ組さんになる子どもたちには、もっと自分で出来る事や必要な習慣を身に付けさせて進級させたいと改めて思っています。
~屋外遊戯場へパート1~
幼稚園児がいよかん狩りに行くという事で園長から「ひよこさんもどう?」と誘ってもらいました。スポーツダンスのない2歳児は早速お散歩の準備です。友達と手を繋いで歩くのも上手になり、保育者の声掛けで道路の脇に寄ったり、列の間を開けないよう歩いたりする事ができるようになりました。踏切の音が鳴り始めると「電車がくるよ。何色かな?」と指さしながら見ていました。オレンジ色の電車が来ると「あーオレンジ」と嬉しそうです。そんな風景を眺めながら屋外遊戯場に着くと汽車の遊具に一目散に走って行きました。この日幼稚園児たちは緑のカバンをリュックがわりにしていよかん狩りをしていました。ひよこ組もみかんを採ってみるよう声を掛けてもらったのですが、保育者達が慣れない事からしりごみしてしまい、せっかくのチャンスを逃してしまいました。園長からは、子どもたちには教師達が安全面への配慮をしながらできるだけ、三葉の子らしい体験をさせる努力をするよう指導を受けてしまいました。年齢や発達差を踏まえた上で工夫しながら幼稚園児と同じ環境の中で雰囲気を体験できるビックチャンスをこれから大切にしていきたいと思いました。
~パート2~
その翌日、最近にはないポカポカ日和でした。昨日散歩に行けなかった1,2歳児が散歩に行く事になりました。テクテク、ヨチヨチお手て繋いで「頑張れ!頑張れ!」と声を掛けながら歩いて行きました。途中、誰かに会うと「こんにちは」とぺコっと頭を下げる幼児もいて、笑顔をさそっていました。やっと屋外遊戯場に着くと1歳児は広い遊戯場をトコトコとどこまでも歩いて行きました。あわてて保育者が追いかけます。その先には赤い汽車の遊具が見えます。汽車に遊具に着くと足がしっかりしっかりしている子はすぐに網の方からどんどん登って行き、上から下を眺めていました。その間に園庭では昨日収穫してきたいよかんを剥いていると、匂いにつられて小さな子達が一人二人と近寄って来ました。「ちょっと待ってってね」と言うとニコッと笑いながらその場から離れずいい子で見ていました。「用意ができたよ」と言うと待ってましたとばかり順番に並んで座ります。1口大に切って見せると、どの幼児達も大きな口を開けて口に入れてもらうのを待ち、口にポンっと入ると嬉しそうに食べていました。自分が食べ終わると隣の友達がもらっているのをじっと見ていました。いよかんを食べた幼児達はパワーをもらってまた元気いっぱい。友達と手を繋いで幼稚園への帰途に着きました。今しかできない経験のチャンスを逃さず、保育者も一緒に楽しんでいきたいと思います。