2021年1月20日 水曜日
ここ数日、寒い日が続き、屋外遊ぎ場の伊予柑狩りを見合わせていたのですが、今日は太陽が出て暖かくなるということで伊予柑の収穫へと向かいました。伊予柑を入れるために空っぽにした緑カバンを背負い、期待を胸に出発です。青コースの年長児は園長先生と共に1番に園を出発しました。キャリーを持った先頭さん、体より大きいキャリーに苦戦しながらも楽しそうに運んでいました。
2人組で手を繋ぎ、年長になると遊ぎ場への道のりは慣れたものです。道を渡る際には自然と左右を確認し、手を上げる姿もあり、先頭から振り返ってみるといつもきれいな2列で小学生の登下校のようでさすがだなと思いました。
園児たちが安全に遊ぎ場に行けるよう新しくできている工事中の道を今日は特別に開けてもらって通ることになりました。「工事中」の柵は園長先生の遊び心でくぐって進み「今日だけねっ」と普段は絶対行ってはいけないところをくぐり抜けました。
朝一冷えていた体も「あったかいね〜」「歩くとあったかくなったよ」と体を動かすとポカポカしてくる体の不思議に自然と気付きながらも少し急な斜面を力強い足並みで登っていました。
着くと伊予柑の木の前に園長先生に話をして頂きました。1つの枝に沢山のみかんが付いているところを持ち、子ども達と数を数え、11個あることが分かると、「みんなのためにいっぱいみかん(伊予柑)をならそうと栄養を分け合っているんだよ」と説明してもらうと年長児は頷き真剣に聞いていました。
今朝は霜が降っていて斜面が油断すると滑ることに気が付き「霜は空気が凍って出来るんだよ」と園長先生が実際に指で取って見せてくれました。話をよく聞いていたぞう組のRちゃんは足元にあった葉についた霜を見つけて指をさして見せてくれました。
そしていよいよ背負ってきたカバンを前にかけ、準備が出来ると、木の下に潜ったり、少し高いところの伊予柑を獲ろうと背を伸ばしたりしながらお土産の伊予柑を2個収穫するとカバンに入れ、もう1個を3人で分けてその場で頂きました。3人で協力して皮を剥くグループもあれば、ぞう組のあるグループは伊予柑の大きな皮をお皿にし、友達の剥く皮を入れられるようにしていました。
「おいし!」と勢いよく言う子や「あまいね〜」と友達と顔を合わせ笑い合う子など子ども達の色んな表情を見ることが出来ました。お土産の2つの伊予柑は「早くにぃにと分けっこしたい」「家族みんなに食べてもらいたい」とそれぞれ話しながら持って帰りました。家庭に持って帰った伊予柑をぜひ家族で味わってください。また明日の子どもの報告が楽しみです。
今日持ち帰った伊予柑にヘタが付いてないものがあると思います。お店に売っている伊予柑は早い時期にヘタをつけて収穫し、寝かせて熟させたものですが、今日子どもたちが持ち帰ったヘタがついていない伊予柑は今まで枝につけたまま自然完熟したものなので子どもが触っただけでポロっとヘタから外れたものです。その分甘味も違うと思います。完熟したもぎたての伊予柑ですので安心して召し上がってください。