2021年1月11日 月曜日
お正月を家族で過ごしたひよこ組の子ども達は元気いっぱい登園し、何事もなかったかのように園生活に入っています。
もも組では廃材を使って、お正月遊びのこまを作ってみました。小さな手と、小さな力でまわせるよう工夫したこまに興味を持ったIくんとYくんは、保育教諭の手つきを真似て上手にクルクルと回転させていました。又、TちゃんとSちゃんはゆっくりだけどまわすことができていました。Kくんは羽の部分を勢いよく押してまわしていました。遊び方は様々ですが、まわせた時の顔はみんな同じ笑顔で、満足そうでした。
みかん組は、羽子板を作って「はねつき」をしていました。羽根を打とうとする顔は真剣です。しかし1.2歳児には難しくなかなか当たりませんが、振っていると羽根が羽子板にカチッと当たり、自分でもビックリ顔の場面もみられました。
れもん組はナイロン袋にシールを貼り付けて、自分だけの凧作り。「せんせー!見て!」「いっぱい貼った」と会話を楽しみながら作っていました。もも組も他の部屋のお正月遊びやままごとなどに一緒に参加させてもらい、異年齢児と関わる事で、良い刺激を受けています。3部屋とも、それぞれお正月遊びを楽しんだ一日でした。
(幼稚園児との触れ合い)
また、ある時はテラスで遊んでいると、外で遊んでいる幼稚園児が気になるひよこ組です。テラスギリギリまで行って、座ってその様子を見ている幼児もいます。「おーーい!」と手を振ると、幼稚園のお兄さんお姉さんもテラスまで来てくれて、ひよこ組の相手をして遊んでくれます。小さい幼児を相手にするのに慣れている園児は、しっかり目線を下げて、優しく語りかけてくれます。幼保連携型ならではの光景だなと、微笑ましく見守っています。
(室内ボール遊び)
幼児達が大好きなボール遊びをしました。もも組は、ボールをそっとタライや箱に入れる事を楽しんだり、投げて転がるのを追いかけたりしていました。そこで保育教諭が輪っかにナイロン袋をかぶせてバスケットのゴールかのようにして持ち、目標にしてみました。すると、最初は近くまで行き、背伸びしてボールを入れていましたが、Kくんが少し離れた所から輪に向かって「えい!」とボールを投げました。「うわー!凄いね!Kくん」と保育教諭に褒められているのを見た他の幼児が「ぼくも!」「わたしも!」と、輪に向かってボールを投げ始めました。ボール入れから、ボール投げへと変わり、目標に向かって投げる遊びへと発展しました。ボールを投げるフォームも上手で、勢いもあり保育教諭も「お~~!」と驚く一面でした。
ボールを投げると誰かに当たってしまうこともあります。そんな時、幼児の投げたボールが保育教諭に当たってしまいました。そこで、本当は全く痛くないのですが、大げさに痛がるフリをすると、ボールを投げた幼児が寄ってきて保育教諭の頭をナデナデすると、他の幼児も数名寄ってきてナデナデしてくれました。優しい気持ちが育ってるなぁと嬉しく思う瞬間でした。幼いながらも、優しい気持ちや思いやりの心が育つ保育を心がけていきたいなと思いました。