2020年12月16日 水曜日
今日も冷え込んだ朝となりすれ違う人の息が白くなっていました。
朝赤コースの子ども達と幼稚園に着くと、年長さんが「何かしよるよ。煙出てるし。」言うので園庭を覗き込むと、プールの前のテントの中には数人の教師と園長が何か準備をしていました。バスを降りた子ども達は、急いでテントに集まっていきました。するとテントの奥には、薪が出ていてかまどには釜に蒸し器がかけてありました。今日は気温が2、3度ととても寒かったので、園長は焚き火をしたかったのですが、焚き火を教えると家でも寒い時は焚き火で火遊びをしてはいけないので蒸し芋をすることにしたのでした。すると、釜の周りには保育園や幼稚園の子ども達がすぐに集まり、手を伸ばし「ポカポカするね。」「暖かくなってきたね。」と暖かさを楽しんでいました。
蒸し上がってきたサツマイモを確認するために釜の蓋を取ると、サーっと湯気が上がりサツマイモの甘い匂いが立ち上がりました。出来上がるのを今か今かと待ちわびていた子ども達は「今美味しい匂いがしたよ。」「サツマイモ出来たんじゃない?」と目を輝かせていました。そして、お芋が蒸し上がると学年ごとにシートや長椅子に座り、アツアツのサツマイモを教師が配っていくと隣の友達と大きさを比べあったり、貰ったサツマイモの香りを楽しんだりしていました。蒸したサツマイモは掘りたての時より甘くなっていて、食べた子ども達は「柔らかくて美味しい。」「あま~い」と満面の笑顔でした。
食べ終わったうさぎ組さんが準備をしてくれた園長や教師にお礼を言いに来ると、園長がまだ蒸している蓋を取り勢い良く吹き上がる湯気を子ども達の方になびかせて、「魔法だよ~う。」と子ども達を喜ばせてくれました。すると、Yちゃんが本物のサツマイモを食べるように、大きく口を開けてパクッと食べる真似をしました。その姿は、とても可愛らしく周りの教師も皆も笑っていました。
園庭の片付けを少しすませてりす組の部屋に帰ると、カルタを作るために用意した紙に子ども達が絵を描いていました。描いているHちゃんの手元を覗き込むと、恥ずかしそうに隠していましたが完成すると、「桜の木と花弁を描いたんよ。」と見せてくれました。皆がそれぞれ絵本やてんとう虫など好きなものを描いて、りす組オリジナルのカルタが完成していきました。
今日は手作り弁当の日でしたが、昨日もち米と一緒に届けてもらっためあか芋と大根を調理師さんに調理してもらって頂きました。子どもの中には、以前に里芋を貰った時に親芋から子どもの芋が沢山出来ていたことを覚えていて「このお母さん芋にもいっぱい子どもの芋あったかな?」と話し合っていました。
昼食後年長さん達は、明後日のもちつきに備えて自分達で田植えをして収穫したもち米を洗いました。お泊まり保育でお米を洗うことを経験している子ども達は、慣れた様子でお米を洗い研ぎ汁を流す際には米粒が落ちないように慎重にしていました。このもち米を使ってもちつきをするのを楽しみにしている子ども達です。明日又は明後日空のお弁当箱に名前を書いて持たせてください。お箸も必要です。