2020年11月22日 日曜日
運動会、作品展を経験した子どもたちは何だか少し大きくなった様に見えます。朝、晩は冷える日もありますが日中は暖かく過ごしやすい日がまだまだ続いているので、子どもたちは毎日元気いっぱいです。
幼稚園のお兄さん・お姉さんの遊びの様子を伺いながら、園庭が空くのを見届けて子どもたちに園庭に行く事を伝えると、そんな時にいつもする順番を覚えていてすぐに片付けを始めます。そして、お茶を自分たちで飲みに行き、帽子をかぶって靴を持ち今か今かと園庭に出るのをいい子で待っています。中には帽子をかぶるのが難しいくて反対にかぶっておすまししている子もいます。なかなか自分で頑張っても出来ない子には友達が手伝ってあげる姿も見られるようになりました。靴もほとんどの子が自分で履く事ができるようになっています。園庭に出ると、慣れた様子で遊び始めます。犬のすべり台は大人気でみんなが競う様に滑っています。階段を登り、滑る前にひょこっと顔を出して「おーい」とニコニコの笑顔で滑っている姿にはとても癒されます。また、園庭に広がる赤や黄色の落ち葉を見つけると、色を覚えた子どもたちは「赤!」「黄色!」と言い合ったり、「大きい!小さい!」と大きさを分けている子もいてとても驚きました。色や大きさが分かるのは、スポーツダンスでしている事がしっかり身に付いているんだと感じます。お絵描きが大好きな子どもたちは、砂に絵を描き始めました。最近まで丸や線しか描く事が出来なかった子どもたちが、いつの間にか目、鼻、口を描く事が出来るようになり、中には手や足も描いている子もいます。子どもたちは小さな体で毎日いろいろな事を吸収して、昨日出来なかった事が次の日には出来るようになっている事がよく見られます。時々、子どもの思いを押しはかる事が出来なくてあーでもない、こうでもない、と悪戦苦闘することも度々ですが、これも必ず喜びに繋がり、それも楽しいのです。そんな子どもたちのキラキラした芽を私達が摘んでしまわない様に共に楽しみ、伸ばしていけたらいいなと思います。
テラス前で玉入れをして遊んでいると子どもたちのボールが柵の外へ出てしまいました。それに気が付いたバスで登園して来た幼稚園の年少さんが気が付いて拾ってくれました。すると、それが嬉しくて数人がわざと柵の外にボールを出しては、幼稚園のお兄ちゃんに拾ってもらっていました。何度もしているうちに遠くに投げる子もいました。何回でも相手をして走って取りに行って「どうぞ!」と渡してくれるお兄ちゃんたちに保育園の子どもたちはとっても嬉しそうでした。拾ってくれた子の中には、保育園から幼稚園へ上がった子もいて、投げて取ってもらっている子も後1,2年後には拾ってあげている側になるんだと思うと、子どもたちの成長がすごく楽しみになりました。
これからまだまだ寒くなってきます。子どもたちの体調の変化を見逃さず、安全に生活できる様、表情や動きの確認をしていきたいと思います。