2020年10月20日 火曜日
今日年長児は年中、年少さん達に見送られ古川のレインボーファームの側の田んぼに稲刈りに行きました。6月に植えた苗の生長をレインボーファームの方々がメールや写真で知らせてくれていたことで、子どもたちは「どうなっているかな?」と胸をおどらせ出発しました。
レインボーファームに着くと…子どもたちの前には黄金色の稲がずっーーと向こうまで続いていました。「うわっー‼︎広い!」「全部、もち米!?」と見た瞬間、気持ちが高まっていました。そんな子どもたちに、園長が稲を1株刈って見せてくれました。昨日、園内で刈った1株とは全く大きさが違い、みんなで数えてみることにしました。「1本、2本、3本…」と一本ずつ数えながら子どもたちに渡していっても束の数はなかなか減りません。やっと最後の一本は56本目、3本だった稲は56本になっていたのです。園長から「3人だったのに、らいおんのみんなときりんのみんなを合わせた位に増えたね」と話してもらうとRくんは「こんなにいっぱい家族が増えてよかったね。」と嬉しそうに話していました。そして、いよいよ稲を刈るときになりました。昨日の園内練習でしっかりと刈り方と鎌を持つときの約束を覚えていた子どもたちは「親指は下向きよね。足は少し開いて…よし、できた!」と自分自身で確認しながら1株ずつ力を込めて刈ることを楽しんでいました。また稲を刈るだけが稲刈りではありません。役員さんに3株分束ねてもらったものを稲木のところまで運ぶのも大仕事です。「ワッショイ、ワッショイ!」と元気よく運ぶ姿は微笑ましく元気をもらいました。
最後に刈った稲でいっぱいになった稲木を見てKちゃんは、「子ブタのワラの家みたい!」と目をキラキラさせながら話していました。お話の中のブタさんのワラのお家はオオカミの「フ〜〜〜」という息で倒れてしまったけれど、稲木は倒れないために重心をジグザグにしておくことや穂を下にしてかけることで水が落ちることも教えてもらいました。今日の稲刈りでは、小学生のお兄さんお姉さんに負けないくらいたくさんのことを学びました。
年長児は今日、特別に1人1本ずつ稲穂を持って帰っています。子どもたちの今日の話を聞きながら、1粒のもみから芽が出て何本にも増えたこと、この稲穂の1粒がまた何本にも何粒にも増えて命を繋いでいることに感動してあげてください。また、この稲穂はこのまま飾っておいてもいつまでも大丈夫ですのでどこかに飾っておいても良いかと思います。
子どもたちが楽しいと思えたレインボーファームも堀内さんの田んぼも重信川の土手の下にあります。今年も水害で田んぼの半分のお米がダメになりましたが、子どもたちの稲はしっかりと守ってくださっていました。水害から守り、これまで世話をしてくださった堀内さん、そして気にかけてくださっていたレインボーファームの方々の力があったからこそ今日の稲刈りができました。コロナ禍の中三葉っ子たちは様々な場面で多くの地域の方々に支えられ、協力してくださって多くの経験をさせて頂いてこそ、子どもたちの輝く笑顔だと思います。感謝感激です。
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