2020年9月27日 日曜日
朝、夕は涼しくなってきましたが、日中まだまだ暑い日もあり、この温度差が夏の疲れを大きくしているように感じます。ひよこ組の子ども達は毎朝元気よく登園してきますが、中には鼻水が出ている子も見られます。通常は年齢を園生活の期間で3クラスに分けて保育していますが、早朝保育の子ども達は1か所で時間までお預かりしております。その時間は1歳児達も年上のお兄ちゃん、お姉ちゃんの刺激を受けながら遊んでいます。
1歳児のUくんはペットボトルの中に厚紙を細長く切って1本ずつ入れて遊んでいました。まだ手先が発達していないUくんは、ペットボトルを持つ手も紙を持つ手もたどたどしく表情は真剣です。側にいた新入園児のAちゃんも「これは何かな?」というような表情でペットボトルと細長い紙を両手に持ったまま見ていました。
そこへやってきた2歳児のSくんが興味津々で見ていました。そのペットボトルは中に入っている紙にビニールテープを貼っているので、赤や緑や黄色がきれいに見えます。Sくんはペットボトルの中に入っている色とりどりの紙をペットボトルを逆さまにして振りながら出していました。細長い紙が出てくるたびに、床に並べて満足そうにしていました。
すると1歳児がやってきて1本、2本と持っていき始めました。最初は「ダメ」と怒っていますが、しばらくすると「仕方ないか?」という表情で黙々とペットボトルの中に入れ始めました。そこにKちゃんがペットボトルを持ってやってきて同じように色のついた紙を入れ始めました。見ているとKちゃんはSくんが入れやすいようにペットボトルを少し傾けていました。
幼児達は遊びの中で、どのようにすればより使いやすくなるのかを日常の経験の中で身につけているのです。朝の合同の保育室では、1,2歳なりにお互いに刺激し合って遊んでいます。特に1歳児は同じように真似ようと真剣な表情で2歳児の様子をよく見ています。また2歳児はいつも目を輝かせて幼稚園児の姿を見ています。三葉幼稚園の1,2歳児は、3,4,5歳までの一貫した幼児保育教諭のなかで次々と刺激を受けたり、真似たり、体験したりしてより速い成長が見られるのです。