2020年8月27日 木曜日
昨日のブログでも書きましたが、夏休み前に年長さんが生石農園にひまわりの種を蒔きました。先生達が日々枯らさないようにと水やりをしてきた事が実を結び、昨日、今日と年長は、ひまわりを見に行くことができました。
年少さんが蒔いた駐車場のひまわりも子どもの背高よりも高くなり、夏季保育の今日、見頃になりました。その年少さんのひまわりの苗を10数株分けていただいたプレ年少さんは、図書館下のうさぎ小屋の裏に植えました。そこにはひまわりを植える前から大きな杉の木がそびえ立って、しっかりと根が張っていることから、その隙間に植えられたひまわりは今一つ根が張れず、大きくなれずにいました。その杉の木はさらに建物と建物の間で枝を張っていて、日はほとんどあたらない場所となっていました。それでも子ども達と「大きくなぁれ 」と言いながら、毎日欠かさずひまわりに水やりを続けてきました。すると8月10日の朝、水やりに行くとかわいいひまわり?と思うような黄色い花が一輪咲いていました。ひっそりと一週間程咲いた後、散ってしまったひまわりの後、続いて「咲いてね」と祈りながら、毎日水をやっています。秋になるのが早いか咲くのが早いか、咲いたら今度こそ子ども達と見に行きたいと思います。
また、9月より新しく出来るたんぽぽ2組に6組の親子が体験入園に来て、お部屋の下にあるままごとコーナーで、担任の先生と話しながら、包丁で野菜を切って遊んでいました。お母さん方が、9月からの入園をとても楽しみにされている様子が伺えました。
夏野菜できゅうりやトマトを収穫したことのあるたんぽぽ組さん、本物のきゅうりを見ると「きゅうり」と言って親しんでいました。他の夏野菜でかぼちゃとゴーヤを見せると、かぼちゃは「ピーマン?」と言い、「固いよ」と言うと「メロン」と答えました。(半分に切ると分かったかも)ゴーヤを出すと、見たことがなかったようで「ブロッコリー」と言っていました。まだまだ3歳になったばかりの幼児は分からないのが当たり前で、知っている限りの知識で答えます。「かぼちゃは食べたことがあるのかなぁ?」「ブツブツのきゅうりのようなのは、ゴーヤと言うんだよ」「かぼちゃとゴーヤは仲間なんだよ」と話すと「一緒やね〜」と不思議そうに言っていました。ゴーヤは苦いので虫さんや鳥さんが食べないこと、だからこのままでは苦くて食べられないけど、それを上手にお料理して頂くと食べられるようになることを話して、調理師さんにゴーヤチップスを作ってもらって味わいました。「先生 美味しい‼︎」「甘いよ‼︎」「お代わりください!」と沢山お代わりしていました。植物や野菜を植えて、毎日毎日成長を祈りながら世話をして愛情をもって、観察していき、大きく育ったら収穫して食べると言う課程の大切さを感じました。これからもそのような時間を大切にしていきたいと思います。9月1日の始園式の日に笑顔いっぱいの元気な三つ葉っ子に会えるのが楽しみです。
今日も園長が赤コースの子ども達にゴーヤの話をしてくれました。ゴーヤの成長過程を分かりやすく教えてくれて、半分に切ったゴーヤ見ることが出来ました。だんだん赤くなっていくゴーヤの種を見て、ちゅうりっぷ組のRちゃんは、自分の帽子の色と同じことに気付いて、指を差しながら「いっしょ!」と嬉しそうに教えてくれました。子ども達にとって赤くなったゴーヤの種は不思議なものだったようで、「梅干しみたい」「酸っぱいんかなぁ」と色々と想像を膨らませていました。教師達は、ゴーヤの赤くなった種を食べさせてもらい、子ども達は「美味しい?」「どんな味?」と羨ましそうに見ていました。想像以上に甘くて、子ども達だけでなく、教師も貴重な経験ができた1日でした。