2020年8月16日 日曜日
連日暑い日が続き、体温よりも気温が高い日もあり、熱中症が心配される今日この頃です。
そんな中、ひよこ組の子ども達は水分補給に気を付けながら、室内では換気、室温調整、蜜にならないクラス編成で、また戸外では水遊び、園で一番涼しい砂場遊びなどを楽しんでいます。
先日も砂場でAくんが砂遊びを楽しんでいたので、ボウルとスプーンを渡すと砂遊びをせず、2つをコツンと当てました。すると「カーン」と良い音が鳴る事に気付き、「カンカンカン」と楽器のように音を楽しんでいました。そしてその音に合わせるように「あーあーあー」と大きな声を出し、気持ち良さそうに体を揺らし始めました。Aくんだけの可愛い独奏会です。
また、Bちゃんは滑り台を椅子にしてちょこんと座り、その場に落ちていた松葉を拾って集めて、満足そうにしていました。スマイルハウスに入ったCくんやDちゃんは外に向かって「らっしゃいませーー!」と、お店屋さんごっこが始まり、自慢の手料理を振舞っています。その楽しい声に誘われて「何だ?何だ?」と集まってくる子ども達。一緒に遊ぶということはまだ難しいですが、その場に一緒にいるだけで、雰囲気を感じているようです。子ども達は、楽しさを共有しているのだなと思いました。
ある日の保育室では、保育教諭がチラシで三角コーンを作っていると、楽しそうだと察知した子ども達が集まってきました。カラーボールも出して「アイスクリーム作ってみよう!」と声をかけると、「キャーー!!」と嬉しそうな歓声を上げながらボールを拾ってコーンの中に入れる子ども達。
「せんせー!」「みてー!」「できた!」と、出来た事を得意そうに教えてくれました。同じ色のボールを指差しして「いっしょねー」と言ったり、ペロッと舌で舐める真似をしたり、友達とアイスを見せ合ってお互いニッコリ笑いあったりと、そんな姿が微笑ましく、とても可愛いのです。
作ったアイスを持ったままダンボールで自分を囲み、お決まりのセリフ「らしゃいませーーー!」を連呼するEくんはアイス作りから、アイスクリーム屋に発展しました。それを見て、自分もダンボールの囲いの中に座ってみるFちゃん。真似っこからどんどん遊びが広がっていました。
1つの遊びから子ども同士で刺激し合い、真似してやってみて、出来た、嬉しい、このような感情が日々の遊びの中で生まれ、身体だけではなく心の成長に繋がるのだなと思いました。小さな成長の積み重ねをこれからも見守り見届けていきたいと思いました。