2020年6月21日 日曜日
6月もあっという間に半分が過ぎ、梅雨時にも関わらず毎日暑い日が続いています。そんな中、こども達は元気に体を動かして遊んでいます。たくさん動く分、汗もかくのでこまめに水分を取らせるように配慮しています。
幼稚園の園庭には保育園児用のみんなが大好きな犬のすべり台があります。園庭の園児たちが保育室に入って誰もいなくなると、保育園児達の遊び場になります。こども達に「外行く人~?」と声をかけると「は~い!」と元気に返事をし、すぐに保育室を片付け、帽子を自分のロッカーに取りに行って、一生懸命自分で被ろうとしている姿はすごくたくましく感じます。靴を履くと一目散に犬のすべり台に行くと、大喜びで階段を上り始めます。そして、滑る前に顔を出してみんなに上から「お~い!!」と手を振り、振り返してもらうと満足そうに滑ります。少し怖そうな場面も見られますが、笑顔で楽しそうに何回も何回も滑っている子ども達を見ていると、私達まで楽しくなります。すべり台の下にある隠れ家を覗いてみると、何人かが小さな体を更に小さくして入っていました。何やらおしゃべりもしていましたが、大人には聞き取れなくても子ども達の中では通じるようで、何か話しては大笑いしたり、砂を集めておにぎりを作ったり、充実している雰囲気が伺えました。
そんな中で砂をじっと見ていたK君が「先生!見て!」と大興奮で保育教諭を呼びに来ました。そして、「ありおった!」と嬉しそうに教えてくれました。見つけたありはエサを巣まで運んでいる途中でした。たくさんの子ども達が集まって来ると、K君は「ここよ!」と指をさしてみんなに教えてあげ、一生懸命運んでいるありに大きな声で「がんばれ~」と応援していました。その声につられて他の子ども達も応援を始めました。ありの動きを興味深さで見ている子ども達の目はとてもキラキラしていました。その周りでもそれぞれが何かを探して見つけると嬉しそうに教えてくれます。いろんな物や出来事に興味を持っているこの時期を大切にしてあげたいなと改めて感じました。これからもたくさんの自然と触れ合いながら刺激を受け、成長していく子ども達を見られるのがとても楽しみです。これから夏本番でまだまだ暑くなっていきますが、元気な子ども達と毎日楽しく過ごしたいと思います。