2020年6月18日 木曜日
昨日までのお日様がいっぱいで日中温度30度程の暑い日とは違い、雨が降って少し肌寒い1日になりました。
朝、教師が園庭の海の家や小さなプールをどのように使おうか考えていると、古森先生から「魚つりをしたら」と提案してもらいました。テントにたまった水を小プールに落し、大・中・小のつり場ができました。廃材で作った魚を浮かべ、いくつもの魚つりコーナーがスタートしました。楽しそうな遊びが始まったことに気付いた子どもたちが海の家に集まってきました。年齢関係なくそれぞれが夢中になって遊んでいました。そんな時、三葉幼稚園では大勢の子ども達が楽しめるルールができます。今日も「ゆずり合う、大切に扱う」等々の魚つりをするときの約束事を一人ひとりが守りながら遊んでいました。そんな子どもたちの姿を見た古森先生が小さなボールを持ってきて、浮かべてくれました。そのボールは2つのボールに分けられました。ボールにタフロープをつけて釣るボール、そのまま水に浮べてひしゃくですくうボールです。すくうボールはひしゃくを使って、年長さんだけでなく年少の子どもたちも上手にすくって遊んでいました。
一方では、雨の日ならではの遊びも生まれました。ちゅうりっぷ組のKくんは、テントの隅から落ちてくる雨水を小さなバケツで集めて、たくさん溜まると小さなプールまで運び入れていました。また、さくら組・ちゅうりっぷ組の女の子たちは、ヤクルトやヨーグルトのカップを持って来て落ちてくる雨水を容器の小さな口で受けて溜め始めました。雨水が落ちてくる場所に小さな容器をもっていき溜めている様子をみていると、集中して集めていてすごいと思いました。
遅コースの子どもたちが登園する時間になってくると、くま組の子どもたちが確実にみんなが遊べるよう「さかなつりよやく」と予約表を作ってクラスと時間を書き込みました。予約ができるという放送を聞いた他のクラスの子どもたちも急いで予約をしにやってきました。すみれ組の子どもたちもきりん組さんと同じ時間に予約を入れてもらってきりん組のお兄ちゃん・お姉ちゃんと一緒に魚つりを楽しみました。遊んでいると、すみれ組のSちゃんが「先生、魚つりがしたいけど竿がないの。」と言ってきました。それを聞いていたきりん組の女の子たちが、「貸してあげるよ!」「一緒にやろう!」と声をかけてくれました。「こうやって釣るんだよ!」「ここを狙ってみて!」と年少さんにいろいろなことを教えてくれる優しいお兄ちゃん・お姉ちゃんとたくさん関わっていくっことで、年長さんに対するあこがれの気持ちが育っていくのだろうと思いました。今日は雨の日だからこそできる特別な遊びを十分に楽しみ「明日も雨が降るといいな~」と年長組のKくんは言って帰っていました。いつどんな時もそれを上手に、楽しみや喜びに変えて生活できる工夫ができたらと思いました。