2020年6月11日 木曜日
夏を前に幼稚園の園庭の植え込みや木陰には様々な虫たちが住んでいます。虫が好きな子どもたちは登園するとすぐに虫探しを始めます。そして次第にその仲間が増え、それぞれが廃材のパックや箱にダンゴムシや中にはワラジムシも入れて嬉しそうに見せに来ます。今朝、靴を脱ごうとしたKちゃんが足元にアリの行列を見つけて「歩いてる~!」とじっと観察していました。「何々~?」と次々にいろんな子がやってきてアリの動きを目で追いかけていました。また、ぶらんこで遊んでいたEちゃんと、Sくんが夜のうちに降った雨に濡れて一段と色鮮やかなパンジーの前に座っていました。「先生、これ毛虫かな?」と言うので見てみるとツマグロヒョウモンの幼虫がいました。「これ、きれいなチョウチョになるんだよ~」と言うと目を輝かせて「え~!!みたい!!」「お部屋で飼う!!」とはりきって飼育ケースに幼虫を入れて部屋に持ち帰りました。
一方、事務所横のアジサイが少しずつ色付き始め、そのかわいらしい姿に子どもたちも「咲いてるね、かわいい。」とつぶやいていました。そうするうちに雨が降ってきたのですが、うさぎ組のHくんが「先生、トマトはどうなったかな?」と言いに来ました。幼稚園にある子ども用の傘を出してあげると「やったー!いいの?!」と嬉しそうに傘をさしてトマトまでお散歩です。「♪あめあめふれふれ」と口ずさみながら雨に濡れた赤ちゃんトマトを見て「がんばれ~大きくなってね」と声をかけていました。梅雨に入り、初夏を感じる日が多く、虫も植物も野菜も子どもたちも活き活きしているように思えます。梅雨という季節を十分に感じ、この季節ならではの遊びを楽しみたいです。
今日はひいらぎこどもクリニックの髙橋先生が来て下さり、半分のクラスが内科検診を受けました。近頃は大人でも病院に行くと誤診防止のために名前を言う事があります。そのことを子どもに伝え、うさぎ組では①昼のご挨拶、②自分の名前、③”お願いします”、④お礼 を先生に伝わるようしっかり言う事を練習してからあがりました。Hくんは友達が診てもらっているのをそわそわ、にやにやしながら待ち、先生に近付くと側にいた教師に小さな声で「最初は『こんにちは!』って言うんよね?」とこっそり確認していました。また、Kくんは診てもらい待機場所に戻る途中、お礼を言い忘れたことに気が付き、あわてて先生のところに駆け寄り「ありがとうございました!」とお礼を言いました。そんな子どもたちに髙橋先生が優しく穏やかに声をかけてくださり、今日は泣く子もほとんどおらず受診することができました。今日受けていないクラスは来週18日に受けます。また、結果は月末のシール帳預かりの時に記入してお返しします。ご確認ください。