2020年6月9日 火曜日
昨日は今年初めての真夏日を記録し、今日はそれを更に上回る暑さとなりました。子供達は幼稚園内の涼しいところをよく知っていて、園内で一番涼しい砂場で川づくりをしたり水汲み遊びをしたりして、水の冷たい心地よさを感じていました。もう一つの涼しい場所である水汲み遊びのコーナーでは、くま組のKくんが「先生見て!これ大きく見えるんよ!」と、ある発見をしていました。それは、筒型の透明のプラスチック容器に水を入れたものにヤクルトのカップを沈めると、実物よりも大きく見えるというものでした。私も調べてみたのですが、水中のものは光の屈折という現象で、実際の大きさよりも1.3倍大きく見えるそうです。容器に水を溜めたり移したりして楽しんでいた遊びですが、年長児にもなるとしっかりと科学の芽が育っていることを感じ、驚かされると共に嬉しい気持ちにもなりました。
年少児は駐車場の畑に、先日年長児が生石農園にまいたひめあちゃんのひまわりの種を分けてもらって、まきに行きました。ひめあちゃんのひまわりの種 とは、交通事故で亡くなったひめあちゃんという女の子が、ひまわりの花でいっぱいにしたいと願い育てていたひまわりをお父さんとお母さんがその意思を継いで育て、できた種をみんなにも育てて広げていって欲しいと、去年頂いて園で育てた2代目の種です。年少児にもこの話をすると、「ひまわりの種を植えたい!」「お花をいっぱいにしたい!」と喜んで、一粒ずつ丁寧に置いて優しく土をかけていました。そして、トマトの苗を植えた経験から「お水をあげんといかん!」とジョウロに水を汲んできて、あげる姿も見られました。夏には畑がひまわりの花でいっぱいになることを楽しみにしている子供達です。
また、キュウリが収穫できる大きさになっていると聞いたので、見に行くことにしました。子供達が普段目にしているスーパーなどのキュウリとは違って、「キュウリにトゲトゲがあるよ!」「葉っぱに毛がはえとる!」「黄色い花が咲いてる!」と、たくさんの発見があったようです。今日は3本収穫できたので、全園児で分け合って食べました。身近な植物の栽培を通して、よりたくさんの発見や気づきがあるよう、子供達と一緒に大切に育て、観察していきたいと思います。