2010年12月7日 火曜日
サンタクロースの衣装を身にまとったくま組・らいおん組・きりん組3クラスが、デイサービスと介護施設「合歓の木」を訪問しました。今回が年長組としての訪問は最後になりました。子ども達は、今まで交流して下さったお年寄りの皆さんに感謝しつつ、触れ合うことを楽しみに練習してきました。このデイサービス、老人施設訪問で子ども達は、沢山のことを学びました。もうすぐ1年生になることを胸を張って堂々と発表することを目標にして、幼稚園の遊びを紹介したり、楽しかった出来事を話したりすることにしました。訪問をするにあたって大切なことは、それまでの過程の中で、子ども達の心が育つことと相手に対しての態度や礼儀を知ることだと副園長から教えてもらっていたものの、十分に子ども達は、自分の力を発揮することができたのだろうかと、反省点も多く残りました。
人前で相手を気遣いながら、大きな声でわかりやすい言葉で発表することは、2月に行われる生活発表会にも生きてきます。相手の方の反応を見て更に自信を持ち、自分の役割を果たしていくことも重要なポイントになります。
くま組は、昨日の練習で元気さが足りず、副園長は、「あわてんぼうのサンタクロースではなく、ねぼけたサンタクロースになりそうよ」と笑わせてくれました。今朝は早く登園してきたので、戸外で体を動かして遊んだ後、焼き芋を食べ、体も心もお腹も温まったところで、シャキッとして1度だけ練習をしました。今まで声が小さかったYちゃんもしっかり大きな声で名前を言うことができて、友達も大喜びでした。
合歓の木に着くと、事務所の方や先生方が温かく迎えて下さり、エレベーターに乗って3階へ・・・・・長広い部屋に20人のお年寄りの方々が、今か今かと待って下さっていました。サンタクロースの服と帽子を身につけて登場した子ども達を見ると、「かわいいのー」と笑顔で言って下さり、子ども達も気分が乗って練習の成果を十分に発揮することができました。お店屋さんの紹介では、作品展・バザーでした時のように、大きな声で発表し、合奏ではそれぞれの楽器を楽しく演奏したので、1番だけの予定を2番までに伸ばしてみました。すると、「上手やね」と声を掛けてもらい、子ども達も満足していたようでした。帰る前に、今日作ってきたお店屋さんごっこの品物をプレゼントしようとHちゃんが発案し、一人ひとりと握手をしながら渡していきました。
この施設訪問で学んだ人への思い、感謝、喜び、そして人の温かさなどを小学校へ行っても、中学生になっても、そして大人になっても忘れずにいてくれることを願いながら帰ってきました。
1月からは年中組さんにバトンタッチします。 今まで沢山の方々と交流できる場を与えて頂いたことに感謝したいと思います。
9日(木)は、ケアフル竹原にぞう組が。歩風里にくじら組が訪問します。素敵な思い出が作れますように・・・・・