2020年6月7日 日曜日
6月に入り、れもん組がスタートして2か月が過ぎました。新入園児も園生活にすっかり慣れ、思い思いに遊びを見つけ楽しんでいます。
先月末に梅雨入りが発表されたものの雨はどこへやら、この日もお日様が主役。気温もぐんぐん上がり暑くなりそうな予感でした。幼稚園児が園庭で水遊びをしている様子を見て「れもん組さんも水遊びしたいね。」と保育教諭間で話しました。そしてたらいやペットボトル、空き容器などを準備をし、園長に助言して頂きながら幼児たちが安全に水遊びを楽しめるよう、テラスに環境を作っていきました。その間、保育室に集まった幼児たちは保育教諭が「これからお水遊びするよー」と話し始めると耳を傾けていました。水遊びをする際の約束事などを話していると、初めはおしゃべりしたり後ろや横を見ていた幼児も次第に真剣な表情で話を聞き始めました。話の全てを理解することはできなくても、『先生が大切な話をしているんだ』ということは感じるようです。
そして、テラスの用意ができると3か所に分かれて水遊びのスタートです。さっと容器を取って水を汲んでみようとする子、両手をたらいの中に入れてじっと水の感触を楽しんでいる子、遠くから見ているだけでなかなか水に触れようとしない子、反応はそれぞれです。Aくんはペットボトルに水を入れようとしていましたがなかなか上手く入りません。そこで他の容器を手に取りそれで水をすくい、ペットボトルに入れ始めました。Bくん は容器で水をすくうとひっくり返して水が落ちる様子を不思議そうに見ていました。遠くから見ていたCちゃんは容器を渡されると、友達がしている様子を見ながら同じように水をすくっていましたが、その表情は少し緊張気味でした。一方、「きもちいー!」「つめたーい!」と言いながら弾けるような笑顔を見せる幼児たちもいました。
今年はコロナウイルスの影響で例年のようなプールもどうだろうと心配していましたが、十分安全に留意した上での水遊びはできるとの指導も頂いておりますので、安全や健康に十分配慮しつつできる限り水に触れて遊ぶ機会を作っていこうと思います。
また、先日保育教諭が植えたミニトマトの苗が少しずつ成長し、黄色い小さな花を咲かせました。
幼児たちには、この小さな花から実ができて、その実が大きくなって赤いトマトになると想像することはできません。そこで、園長が実際にミニトマトを見せながら幼児たちに話をして下さいました。「このお花がこんなトマトになるんだよ。」「葉っぱを引っ張ったりちぎったりしたらイタタタ...ってなってかわいそうだね。」 幼児たちは興味津々で話を聞いていました。保育教諭が「大きくなーれ。」と言いながら水をあげると「○○もやるー」「おみずあげたい」と次々に声が上がります。Dちゃんはそっと水をかけながら「おおきくなーれ!」とお花に話しかけていました。
自分たちが食べている物がどこからどのように育ち、どのように調理されて食べることができるのか、興味を持つところから食育が始まるのだと思います。ミニトマトの成長を通して、幼児たちの食への興味、関心も育てていけたらと思いました。おいしいミニトマトができるかな。今からとても楽しみです。