2020年5月28日 木曜日
いちょうの木の下のブランコ、子どもたちの大好きな遊び場所の一つです。
今、鮮やかな新緑の葉がまぶしく輝いています。園長が以前、年長さん用にと作ってくれたブランコですが「あこがれのブランコ」として子どもたちの間で語り継がれています。
だからそのブランコを漕いでいる年中さん、年少さんの顔は、なんだかとても誇らしげに見えます。今朝もりす組のH君とぱんだ組のS君がとても気持ちよさそうに漕いでいました。
そんな時、ふと年少組のMちゃんがその隣の小さなブランコの柵の中を通り抜けようとしたのです。するとちょうどそばを通りかかったきりん組のAちゃんがさりげなくすっと手をつなぎ「あぶないよ」とばかりにそとへ連れ出してくれたのです。 あっという間、ほんの一瞬の出来事でしたが、さりげなくもとっさにこんな風にできるAちゃんの行動が輝いて見え、感動しました。
さて、今日は、一部の(懇談予定の)保育室は、いつもと様子が違っていました。実は、今日の懇談のために昨日試験的に一室作ってみました。するとカーテンで仕切られた小さな部屋が出来、なんだかワクワク♪楽しそうなお部屋になったのです。それを見て園長が「明日は、子どもたちにこのお部屋で楽しませてあげるといいね」と言ってくれたので、各学年、それぞれの「懇談用」兼「子供たちのお部屋」が出来上がったのです。
やっぱり、園長の思惑通り今日は、それぞれのクラスでいつもと違う新鮮で楽しい活動が見られました。
さくら組のH君は、いつもと違う部屋の様子見た後、びっくりして部屋から飛び出すと「さくら組がなくなっとる~!」と言って泣いて訴えてきました。K先生と一緒に入って少し落ち着くと今度は「あのね~さくらぐみのへや行き止まりやったんよ~」ととびきりの笑顔で知らせに来てくれました。そしてすっかり嬉しくなったH君は、「おみせやさんみたいやった~」と嬉しそうに先生や友達に話していました。あまりに楽しそうに話すのでさくら組をのぞきに行ってみるとこじんまりした4つのお部屋でそれぞれ落ち着いて遊んでいて驚きました。
廃材遊びのお部屋では、せっせと自分の作りたいものを一人一人が黙々と作っていて、足りないものがあるとさっと自分で取りに行くのです。又、隣の部屋では「レストランなんよ」と言って友達とままごと遊びを楽しんでいました。ブロック、粘土のお部屋でも驚くほどゆったりと遊んでいました。
次に、ぱんだ組の部屋をのぞいてみると・・・とても素敵なカーテンができていました。子どもたちが浸し染めで作った傘がステキに飾ってありました。かくれんぼをして遊んだり、「迷路だ~」と言って散歩してみたりと子どもたちがいつもと違う環境の中でそれぞれ楽しく面白い遊びを作り出していたことに驚きました。
子どもたちは、「お家の方が懇談に来て下さること」をとても楽しみにしてどのクラスもかわいい飾りつけをしていました。懇談の時に子どもたちの手作りの飾りや絵で迎えてもらった保護者の方も大変喜ばれていたようです。
こんな時だからこそ知恵を使って工夫した生活空間をという園長の考えのもと、環境作りをするとこんな風に子どもたちが喜んで遊び、保護者も楽しんでくださることに私たち教師はとても嬉しく、これが三葉保育の誇りでもあると思いました。
♪おまけエピソード♪
さくら組のH君は、外から帰ってきたときにいつもは言わないのに「ただいま~」と言って帰ってきました。なんだか今日は、「あったかいおうちに帰ってきたような気持になったのかなあ」と担任のS先生が目を細めながら話していました。それを聞いた私もほんのりほのぼのとした気持ちになりました。
今日のメニュー♪
胚芽米・ちくわの磯部上げ・カレーきんぴら・酢の物・バナナでした。
明日は個人懇談のため午前保育です。預かり保育をご利用の方で給食注文をされていない方はお弁当を持たせてください。お願い致します。