2020年5月22日 金曜日
今日とても嬉しいことがありました。きっかけは、昨日年少児が乗っていた三輪車の後部座席のネジの部分からヒビ割れがある事を見つけて教師に知らせに来たことから始まりました。
その事を古森先生に報告すると、その座席を外してカゴを付けて荷台付き三輪車に変身させる事を提案してくれたのです。早速、事務所の前で作業を始めると興味を持ったのは、りす組のN君とうさぎ組のO君でした。N君は普段から教師が遊具などを直していると興味を持って寄ってきて手伝いをしてくれています。今日も例にもれず、いつの間にか作業が一番見やすい場所を確保して真剣に見ていました。河野先生の動き、古森先生の動き、吉本先生の動きを身動きひとつせず見つめていました。そして、仕上げに入った時!突然N君が立ち上がって「よし!僕が大きくなったらいっぱい働いて三輪車を直しに来てあげる。おもちゃも直すよ!そしてバスの運転もするから。」と声を上げました。男性教員の二代目が決まり園長一安心です。子ども達は普段から教師(大人)の姿をよく見ていているのだなと改めて感じました。
N君が直った一台目の三輪車に乗ってさっそうと試運転に出かけ続けて二番目に改修した三輪車にずっとN君の隣で見ていたO君が乗って続いて試運転に出発していきました。二台のカゴ付き三輪車が園庭を走っていると、年長児や年中児達がボールを持って追いかけてカゴの中に投げ入れ始め追いかけ玉入れが始まりました。
そこで、まずはルール作りをすることになりました。子ども達に問いかけてみると、「リレーをしている水線より出ないようにすること。」「人数を同じにすること。」などのルールができました。改めて追いかけ玉入れの始まりです。10まで自分達で数をかぞえて出発です。追いかけて玉入れをする子ども達は、両手にいっぱいボールを抱え込んで入れる子、一個ずつ拾っては追いかけて入れる子、三輪車が近くに来るのを待って入れる子など様々な姿が見られました。玉入れ時間は20秒で笛が鳴ると終了です。年長さんが中心となってボールを数えます。昨日の玉入れで教師がしていたようにボールを高く上げて数えていきます。
しばらくすると、年長児が習字で部屋に上がるのと入れ替わりにすみれ組の子ども達が出てきました。三輪車を使った玉入れを見て、自分達もしようとしたのですが三輪車が速くて入れる事が出来ません。すると、その様子を見たR君は、年長児がしていた時よりもスピードを落とし、年少児の様子を見ながらゆっくり年少児達が玉を入れれるように走り始めたのでした。
教師が声を掛けなくても、子ども自身の判断で走る速さを調整するなど相手の事を考えて遊んでいる三葉の子ども達は素晴らしいなと改めて感じる事が出来ました。
今日は令和二年度初めての避難訓練がありました。はじめに園内放送で古森先生から、津波や火災、土砂災害などについてのお話があった後、今回する避難訓練についての説明がありました。「今椅子に黄色い座布団ついているかな?それは防災頭巾と言って、みんなの頭を守ってくれるものなんだよ。一回かぶる練習をしてみましょう。」という放送を聞いた子ども達は、自分の椅子についている防災頭巾を素早く被りました。
そして、上から物が落ちてきても大丈夫なように、机の下に隠れて机が逃げないように足をつかまえて身を守るという指導もしっかり聞いて理解していました。地震速報が入ると、子ども達は両手でしっかりと机の脚をおさえて動かないようにしていたり両手で一本の脚をおさえ両足でもう一つの脚もおさえたりしてしっかり身を守っていました。
今後も、火災や津波、不審者などから身を守る訓練を通して子ども達が内容を理解して行動できるように、又、教師も内容や状況を見て素早く判断して誘導し子ども達を守れるようにしていきたいと思いました。