2020年5月3日 日曜日
4月入園の園児たちも、慣れてきて登園時も笑顔が見られるようになりました。お母さんに抱っこされて登園した子に「おいで」と声をかけて手を出すとさっと手を伸ばして来てくれる子がとても愛しくなります。
そんな新入園児をさらに笑顔にさせるのが、ひよこ組のテラス前にできたスペースです。4月当初園長にアドバイスを受け、暖かい日はテントを張り涼しい風に触れて遊べる環境を作り、そこに少しずつ段ボールのトンネルやお家が増えていきました。ダンボールは幼児が全身を使って遊ぶには最適な素材なのです。
ダンボールを細長くつないだだけの柵は、カラーシールを貼り、小さく切った丸・三角・四角のカラーシールを子どもたちが1枚ずつ貼っていきました。すると前とは違ってカラフルな柵に変身しました。その柵をテラスの前に置くと素敵なリビングができました。
小台がテーブルになりYくん、Sくんはままごとの器の中に新聞紙をちぎって入れ、お料理を作っていました。また、ままごと用キッチン台を出すとRくんは少し背伸びしながら新聞紙を乗せたり、シンクの中に入れて洗う真似をしたりしていました。その表情は真剣です。
一方ではテラスに日が当たっていて自分の影を見つけたAちゃんはカラー積み木に上がったり降りたりして影の動きを楽しんでいました。テラス前のスペースは子どもたちにとって楽しい遊び場所になりました。
幼稚園児が存分に遊んで部屋に入った後の園庭はひよこさんの天下です。砂場やうさぎ小屋に向かって一目散に走っていきます。するとうさぎ小屋の前にある白いチューリップが真っ直ぐ伸びて花を咲かせています。今年は気候のせいか、白と紫色のチューリップの背が高くて70,80㎝まで伸びています。ひよこ組の子ども達は、まるで背比べをするかのようにチューリップを見上げています。不思議そうな表情がチューリップの林の中のような光景がまたかわいらしいのです。
今、社会ではコロナウイルスで、とても緊迫した状況の中で動きが止まり、不安の中で子どもたちには健康で安全にそして楽しく過ごせる場所を提供していきたいと思う毎日です。