2010年11月22日 月曜日
作品展まであと6日。くま組のSくんは毎朝登園するとすぐにわらをなって縄を作っていました。わらを足してどんどん長くしていくと、何か動物を作りたいと思い始めていたようです。そのうち「ぺんぎんに決めたよ。」と言って、図書室へ行き、ぺんぎんの本を探し始めました。「見つけた!」と持ってきた本のページには絵描き歌のぺんぎんがありました。Sくんの中では1本の縄で作り上げていくというイメージがあり、それは絵や写真では参考にはならず、線でできた絵描き歌がよりイメージしやすいものだったようです。その絵を見ながら形を作っていくと、以前副園長がしていたことを思いだして、くくるところや外れそうなところを補強していく姿も見れれました。頭を使って自分の経験から考え出していくというSくんの姿にさすが三葉っ子!と今日も感心させられました。
今日から作品展示で保育室を使うため合同保育になりました。年少児も年中・年長のお兄さん、お姉さんと一緒に過ごしていくのを楽しみにしていて、年長児も張り切って世話をしてくれていました。トイレが変わって戸惑っているりす組さんに、くま組のRくんは「こっち。ここは大人用だから気をつけてね。」と声を掛けていました。また、らいおん組のAくんは年長児が並んで待っている水道の所に年少児が来ると、「たんぽぽさんが来たよ。みんな寄って。」と声を掛けていました。そんな子ども達のさり気ない気遣いに驚かされ、「本当に心が育ってきているな」と子ども達の姿から学ばされることばかりでした。私達教師は、子ども達の育ちに毎日感動し、その姿をそばで見ることができることを幸せに思います。
また、副園長に声を掛けてもらい、年長児は作品展でお母さん達のテントと並んでお店を出すことにしました。子ども達は、わくわくしながら商品を作り始めています。プールが工場となり話し合いながらお店の商品を作っており、どんどん出てくる子どのたちの発想に感心させられました。値段が高すぎるものがあったり、何の商品か分からないものがあったりするので何の品物かわかるものを作ろうという課題を出すことにしました。。どんなお店になるのかとても楽しみです。
パン給食に今日は副園長特製の玄米スープがつきました。「あったかいまま食べましょう。」とうことで放送があるとみんな急いで給食の準備を始めました。「おいしい。」とにこにこ顔であっという間に完食しました。「まだおかわりがありますよ。」という放送に「おかわりする!!」と言う子ども達が集まって来て「おいしいね。」とたくさん食べて満足顔の子ども達でした。写真のパンの横にある豆は、先日の手作り給食で使ったかぼちゃの種をオーブンで焼いたものです。
ここで大人気の玄米スープのレシピを紹介します。
材料は、玄米ごはん、さつまいも、にんじん、玉ねぎ、カレー粉、花かつお、ローリエ、今日はニラも入れました、そして塩です。
沸騰したお湯に(作りたいスープの量より少し多めのお湯)に花かつおを入れてだしをとる。(かつおぶしは、味噌こしなどに入れてだしをとるとよい。)
のだし汁に野菜とローリエを入れて柔らかくなるまで煮る。
ローリエを取り出し、塩と味醂で好みの味で少し薄めの味をつける。
カレー粉を辛くない程度に入れて混ぜる。
最後に玄米ご飯とニラを入れて煮立ったら火を止めて蒸らす。(玄米ご飯を入れて煮過ぎるとドロドロになるので注意!)
ぜひ、ご家庭でも作ってみてください。温かいうちにいただきましょう。