2019年12月16日 月曜日
今朝、イチョウの木のしたにイチョウの葉がたくさん落ちていました。それに気付いた子ども達が集めたり、投げたり、ベットを作りながら遊んでいました。子ども達は「まだ葉っぱあるね、緑だったのにもうこんなに黄色くなったね」「何万枚あるのかな」「大きさもいろいろでこんな大きな葉っぱもあったよ」と、楽しそうに話していました。
今年は年に一回の松山西消防署から、消防自動車(化学車)と駆けつけてくださっての避難訓練でした。日頃から子ども達に上靴はロッカーに!と指導しているので今日も避難の際にはすぐ履くことが出来ていました。最近はいつ災害が起こるか分からないので万全の準備が必要です。
今回の避難訓練は、地震からの火災を想定して行いました。避難の様子を消防士さんに見てもらいました。消防士さんは、みんなの様子を見たあと「頭は守れていたかな?」と子ども達に聞いてくれました。「机の下に頭を隠したよ!」と元気に答えました。消防士さんが「じゃあ、園庭で遊んでいた時に地震が起きたらどうする?」と問いかけると、すぐに子ども達は「真ん中に集まってダンゴムシになる!」と答えることが出来ていました。どこで起きても大丈夫なように訓練はしているもののよく分かっている子ども達はすごいなと思いました。そしてぱんだ組のNちゃんは昨年年少の時に教えてもらったお約束「おかしも」を覚えていました。おかしもの“お”は、押さない!階段で押すとつまずいたり転んだりするので絶対に押しません。おかしもの“か”はかけない!外に出るまでは転んで怪我をしたらいけないので走りません。おかしもの“し”はしゃべらない!ですが、、、、今日はちょっぴりみんなで集まった時におしゃべりをしてしまった子がいたので注意を受けました。そして消防士さんと次来るときは、おしゃべりしないようにしようね!静かにしないと先生の話しが聞こえないからね!」と約束をしました。おかしもの“も”はもどらない!火事が起きても絶対に園舎の方には戻りません。この「おかしも」の約束をこれからも子ども達と守って自分の身を守っていきたいと思います。
そして今日来ていた消防車はちょっと特別な消防車で名前を“科学車”という消防車です。この科学車はポンプ車とタンク車が両方一緒になっています。車の中に1500リットルの水と、500リットルの泡が出せる液が入っていると聞いて子ども達もびっくりでした。消防士さんと写真を撮った後に科学車の見学をさせてもらいました。T君が「消防車の中でどうやって泡を作っているの?」の聞くと「車の中で水と原液と空気を合わせて作るんだよ!みんなのお母さんが食器を洗う時に洗剤をつけてスポンジを泡泡にしているでしょ?それと一緒だよ!」と分かりやすく説明してくれました。A君は車に積んである黒い服を見て「その服はいつ着るの?」と消防士さんに聞きました。「その黒い服はね、燃えにくい服なんだよ!火事が起きた時に困っている人を助けに行く時に着るんだよ!」と見せて持たせてくれました。するとA君は「僕がいつも着ている服より重いね!だから火から守ってくれるんだね!かっこいいね!」と目をキラキラさせていました。今日はいろんなことを教えてもらって興味津々の子ども達でした。
おまけです。皆さんは消化器の使い方を知っていますか?今日は先生達も消火器で消火訓練をしました。まず火事を見つけたら「火事だー!!」と言って周りの人に知らせます。消火器を持つと、1.黄色のピンを抜く2.ホースを取る3.ノズルを押すの順番でやります。ポイントはホースの先を持つことと、消火器は1本15秒ほどしか粉が出ないので落ち着いて火の元(下の方)にかけることです。上の方にかけると火が散ってしまいます。火事が起こらないのが一番ですが、もしもの時に動けるよう私たちもこの機会を大切にしたいなと改めて思いました。