ひよこ組 松末 華来子
2019年12月15日 日曜日
今年も残り少なくなりました。
月曜日、ひよこ組の子供たちがテラスに出て遊んでいると、幼稚園児の歓声と共に、とてもいい匂いがしてきました。
自分達で収穫したお芋を園庭でふかしてもらっていたのでした。
できると、「ひよこさんもどうぞ」とおすそ分けして頂きました。
黄色いお芋の上から湯気が出て、とても美味しそうでした。
「わぁ〜」と喜ぶ子、目を丸くしている子、触ってみたい子、色々です。
「お部屋に帰ってお芋食べるよ」の声掛けで、いつもより数倍早く移動、手洗い、席に着くが出来て、とても微笑ましかったです。
手の上にそっと乗せると、可愛い笑顔になり指先でつつきながら口に運んでいました。
寒い日に温かさと安らぎを頂きました。
「やきいも やきいも おなかが ぐ〜」と保育教諭が歌い始めると、片言で一緒に歌い始めました。
食べ終わったあと、新聞紙を丸めてお芋を作りました。
出来上がると、Aちゃんはとても嬉しそうに大切に持ち、T君はお皿の上に乗せ、Sちゃんは布バッグの中に入れて持ち運び、N君はフ〜フ〜とふきながら「あちちのち」と歌い、Y君は何個か集めてケースに入れて揺らしていました。
次の日も、ままごと遊びの中にお芋が登場し、遊びが広がっていました。
与えてもらった1つの材料でどんどん遊びが広がるのをいつも感心しながら見ています。
そして、水曜日はお楽しみ会がありました。
始めは泣き出す子がいないように、膝に抱いて1番後ろに座っていました。
ところが園長先生の計らい(発想の転換)で0才児、1才児は1番前に座らせて頂きました。オペレッタ「ステキな帽子屋さん」が始まると、なんと…いつも抱っこを求めてくるY君も1人で座り、じっとしていられないJ君もK君もすごい集中力で見入っていました。
本当に驚かされました。その目はキラキラと輝いていました。
ちびっこサンタが登場して、「パプリカ」を踊り始めると、次々に立ち上がり、手足を動かし始めました。
K君は前で踊っているお姉ちゃんと一緒に踊りたくって、とうとう前まで出ていて、とても嬉しそうないい顔で体を揺らしていました。
こんな小さな子達まで巻き込んでしまう「パプリカ」に、ちびっこサンタさんに、改めて感動しました。
これからも様々な体験を通して、子ども達の心を奪ってしまうものを見つけ出していきたいと思います。