2019年11月24日 日曜日
道路に面した窓際が大好きな幼児達は、登園するとすぐ窓へ行き、背伸びをして外の様子を見ながら部屋の前を誰かが通るたびに背伸びして「バイバーイ」と手を振っています。
そこで台になるような大型積み木をさりげなく出しておくと、自分たちで窓際に持って行って並べ始めました。その中には、10月末頃歩けるようになってきたAくんの姿もありました。今までは他の子が並べた積み木の上に立つだけでしたが、今回は自分で積み木を運んでいました。窓際に置くと得意顔で自分が置いた積み木の上に立っていました。幼いながらに他の子のすることを見て学んでいったのだろうと思うと同時に、1日1日周りに刺激を受けながら成長していく姿に驚かされました。
又、広告遊びも好きな、もも組の子ども達は広告を見つけると自然に集まってきて、思い思いにちぎり始めました。「びりびり~」といいながら細長くスーッとちぎれる子もいれば、ビリビリーと大きくちぎる子、そして黙々とピッピッと小さくちぎる子に、くしゃくしゃと丸める子など月齢も指先の発達も違う幼児達は遊び方も様々です。そのちぎった広告を使って、みのむしを作ってみました。月齢の高い幼児たちは「ぺった~ん」と両面テープを貼ったトイレットペーパーの芯に広告を貼り付けていきました。几帳面なMくんは、芯の茶色が見えないように、こうでもない、ああでもないと広告の向きを合わせながら貼っていました。そして別に保育教諭が作っておいた小さい丸に目を描きました。小さい丸を押さえて動かないようにして描いていたOちゃんにはその仕草に驚かされました。
でき上がったみのむしを部屋に飾っていくと、嬉しそうに見て、背伸びして触ろうとするかわいい姿が見られました。
月齢の違いや1人ひとりの発達差も見ることができ楽しく制作することができました。これからも季節を感じながら、その中で幼児が楽しみながら遊び、気づき学んでいける教材を考えていきたいと思います。