2019年11月21日 木曜日
昨日の焼き芋前日祭?でちょっぴり素焼きの焼き芋を味わった子どもたちは、今日の焼き芋をとても楽しみにしていたようです。そんな三葉っ子たちは、楽しみにしているだけでなく準備にもぬかりはありません。今朝登園して来た子どもたちは通園バックやスーパーの袋の中にアルミホイルと新聞を入れて持って来てくれました。又、途中木の枝を拾って持って来てくれた子どももいました。
古森先生がもうすぐ火を起こしてくれるから準備をしとかなくっちゃ!!とさっそく年長、年中さんたちが腕まくりをして準備を始めました。去年、一昨年と焼き芋を経験してきた子どもたちは、お芋が見えない様にしっかりとぬれた新聞紙にくるむことに気を付けていました。
少し大きなお芋は、新聞紙やアルミホイルで包むときに置き方を考えないとうまく包むことができないので、年長児のKちゃんは「こうやって置いたらくるくるっときれいにまけるよ!!」と自分なりに置き方を考えて友達に教えてあげていました。
さて、火の起こしの方はというと・・・火起こし名人の園長が手際よく小枝や松葉やまるめた新聞紙をおいて火をつけると・・・少しずつ空に火が上がり始めました。
するとフェンスにかじりついてずっとその様子を見ていた子どもたちの中から「お~火が上がったぞ~!!」という声が上がりました。するとみていた子どもたちが次々に「お~!!すごい」口々に言って騒いでいました。そして年長組のTくんは空に上がっていく煙を指さしながら「あんなに高く上がってるね」と言っていました。
たき火の経験のない子どもたちは火がこんな風にして上がるんだという事を目の前で見て火の暖かさ、におい、パチパチという音など焼き芋を通して色々な事を体感しているなと思いました。
こういう経験をしていると学校で理科、化学、物理など学校で学習していくと、あの時の経験がそうなんだとわかってくる。そうすると生きるために活用することができるようになる。そんな子どもたちがたくさん育ってくれると嬉しいなと思います。
焼き芋を食べた子たちにインタビューをしてみました。どんな味だった?と言う質問に「甘くておいしかったよ」「ふわふわだった」と言う声。らいおん組のY君は、「ホカホカと甘いのが合体した味!」と答えました。なんて的確な表現なんでしょう。驚きました。又ぞう組のHちゃんは、「古森先生、パワーをくれてありがとう」と言ってお礼を言っていたのにも驚きました。朝からずっと顔を真っ赤にして一生懸命焼いてくれた姿に感動したのでしょう。思いをこんな風に表現できるなんてすごいなと思いました。又、年長さん達には”まつぼっくり投げ入れ”をさせてくれました。先日、マンダリンの選手に教えてもらった投げ方をそれぞれしていましたがなかなか選手のようにうまくいきませんでしたが、楽しいひとときでした。
片づけの時に穴の周りに水をまいていた園長が、『どうして周りに水をまいているんだと思う?」と質問すると、みんな「??」の顔。そんな子どもたちにヒント!「明日お芋食べたい人」と聞くとみんな手を上げました。穴に水をまいていい?と言うと」「だめ~!」それでもわからない・・・しばらく考えていたくまぐみのHちゃんが「水をまくと火ができないから、焼き芋ができないよ」と気がついたのです。Hちゃんの周りに、そこにいた年長さん達が集まって来ました。Hちゃんはみんなに一生懸命その答えを話していました。焼き芋を通して本当にたくさんの学習がありました。肌寒くなったこの季節、落ち葉、たき火、におい・・・大人になってもこの体験をずっとずっと覚えていてくれたらいいなと思います。