2019年10月6日 日曜日
10月に入ったのに日中はまだまだむし暑い日が続いていますが、時折涼しい風が吹いて癒やされます。
そんな日は月齢の高い子は裸足になって涼しい砂場で戸外遊びを楽しみ、鼻水の出てる子や、もも組の小さい子はテラスや室内で遊びます。
最近は運動会にむけての踊りや体操を毎日楽しんでいます。音楽は子供達にとって魔法のような役割も果たします。「集まれー」ができない時も、「わーお」や「動物体操」の曲が聞こえてくると、事務所前の入り口をのぞいている子も、靴箱近くで外を気にしている子も、いつも踊りをしている場所に集まってきて、曲にあわせて手・足・頭を動かし始めます。
その周りで手足をもじもじしている0歳児も日毎に踊りらしくなっていき、驚かされます。
アンパンマンの曲に至っては、泣いていた子もピタッと辞めてにこにこ笑顔になります。
アンパンマンはみんな大好きで、片言がしゃべれる子や、単語が2~3程出ている子は最後の「マン」と嬉しそうに言うなど、パパやママより先に「アンパンマン」を覚えて何度も言う姿が見られます。
そんな子どもたちに保育教諭が廃材紙を使ってアンパンマンを描き、「アンパンマン作るよー」と声をかけると、広げた紙の周りにみんなが集まってきて色付けをしました。
身を乗り出してクレヨンでくるくるしゃかしゃか、一方ではシール貼りをする子もおり、誉めると得意そうにニッと笑うと、また頭を突き合わせて、楽しんでいました。
「できたー」の拍手と笑顔で「おしまい」にして天井から吊るしました。
風が吹くと揺れてアンパンマンが動いているように見え、その度に子供達は目を丸くして指を差して可愛い笑顔を見せました。
先日、保育教諭が新聞紙を丸めてその周りをカラーテープを貼って作ったボールで「アーン、パンチ」と言いながらボール当てをしてみせると、みんな次々とボールを取りに行き、投げ始めました。
そこで、アンパンマンの曲を流すと、ミニ運動会が始まりました。次々とボールを集めてきて競って投げていました。
そんな中でU君は窓辺に青いボールを4つ並べて眺めながら「いっしょ」と言っていました。スポーツダンスのコーンの片付けで覚えた同じ色を揃えることに興味を持ったことからこんな遊びを思いついたのでしょうか。
又、Aちゃんは布バッグにボールを入れて持ち歩き配ってくれました。
Sちゃんはマグカップに入れて飲む真似をしていました。
まだ平行遊びが多い0才児、1才児ですが、与えられた環境にかかわって、多面的に遊びを発展させている姿に驚かされる毎日です。