幼稚園の日記(ブログ)

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  2010年10月20日 水曜日

 曇り空が広がって少し肌寒い朝でしたが、登園してきた子どもたちは砂場で大きな山を作り始めました。月曜日と火曜日は運動会の総練習があり、長い時間遊べなかったので久しぶりに年少組は砂場での遊びが盛り上がっていました。ノーベル賞(?)がとれそうなほどすごいものが出来上がっているということを聞き、急いで砂場に行ってみると大きな砂山ができていました。それはただの砂山ではありません。山にはパイプや樋がたくさん差し込まれ、トンネルの部分にも樋を差し込み、山が崩れないようにして水を流していました。何度も何度も水を流し、さらにパイプを反対方向に差し込み、流れを変えたり、試行錯誤しながら発展させて行きました。

e20.JPG  c20.JPG  b20.JPG  f.JPG  g.JPG                      9時半になり、運動会の練習をしようかと子どもたちに声をかけていくと、その山を作った、たんぽぽ組のH君は水がたまったところに座り込み動きません。後で遊べるから、ちょっとだけ練習しようと何度も声をかけても動かないH君。何ともその頑固さにあきれているときちんと理由がありました。ここにせっかく溜まった水が、時間がたつとなくなるから嫌だと言うのです。さすがよく遊んでいる三葉っ子です!!時間が経つと、穴に溜まった水は、砂が吸い込んでなくなってしまうことを3歳児でも知っていたのです。教師たちがいくら声をかけても、何を言っても、もう通じません。教師とやりとりしているうちに踊りも終わり他のクラスの友達が砂場の片付けも始めました。さぁ大変!!H君は砂山を守ろうと「こわさないで」と立て札を作ることにしました。字が書けないので「×」と書いた立て札を作って山に立てました。やっと自分の気持ちに区切りをつけ、練習に参加することができました。運動会までもう少しになりました。日々成長し、上達している子どもたちの姿を見ながら教師も自分たちの動きを振り返っては評価しています。子どもたちは自分たちで考えて入場も退場もできるようになり、踊りも指先までピンと伸び、とても元気に踊れています。年少児のタイヤ引きでは、クラス名を呼ばれると、自分たちでラインの所に立って走る準備ができるようになりました。

g20.JPG  h20.JPG  i20.JPG     年長児のリレーでは、副園長にどこを走ったら速くなるのか教えてもらい、子どもたちもとても真剣に聞いていました。内側でバトンをもらって、内側を走ると1つ目のコーナーまで20歩だけど、外側でバトンをもらって大回りになると同じところまで27歩ということが分かりました。きっと子どもたちは、それぞれに速く走れるコツを考えながら帰ったことでしょう。子どもたちはもちろん、教師たちも燃えている運動会まで、あと2日!!みんなで楽しく迎えられるように頑張ります。

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