2010年10月19日 火曜日
今日は、赤コースの運動会の総練習でした。元気いっぱい登園してきた子ども達と始まるまでの間、戸外で遊んでいると「先生、来て来て。トンボができた。」と嬉しそうに4、5人の子ども達が呼びに来ました。手を引かれて行ってみると、そこは鉄棒です。何がおきるのかな?と見ていると、M児の「せーの」という掛け声に合わせて、子ども達が足を鉄棒にかけ、手をついて年長児の組体操のトンボのポーズをとりました。「とんぼ!」と掛け声をかけてニコニコでポーズをきめる子ども達を見て、「年長児をよく見ているんだな。そして、鉄棒を”足を持つ友達”の代わりにするなんて! すごいなと感心しました。
そして総練習が始まりました。その中で年長児は「組体操」と「野球挙」「鼓笛隊」「クラス対抗のリレー」全て学年全員で行います。野球挙では一生懸命に「1.2.3.4.」と真剣な眼で移動する年長児のかっこいい姿を見て、年少、年中児すっかり踊りを覚えて、客席で同じ様に踊っていました、クラスごとでつくるウェーブまでテントの中でマネをしていました。次に鼓笛隊です。子ども達は、太鼓の音に合わせて手を叩いたり「年長になったら太鼓したいな」「ポンポンかわいいね」などと話しながら演技をじっくりと見ていました。そして、最後にクラス対抗のリレーです。私はトラックの内側で「がんばれ」と声援をしていたのですが、コーナーを曲がってくる子ども達の歯をくいしばって、一生懸命に走る表情を見て胸がいっぱいになって、熱いものが込みあげてきて「がんばれ」という声も出ない程でした。そんな、年長児の姿を年少、年中児が嬉しいそうにマネをしているのは、かっこいいお兄さん、お姉さんと同じようになりたい。という憧れなのだろうと感じました。
そして頑張った後は、テントの下でお母さん手作りの大好きなお弁当と、ご褒美のカルピスを飲んで楽しい食事のひとときを過ごしました。「ぱんだ組さんも、来年は年長さん。あんな風に、かっこいい姿を見せてくれるんだろうな」と今から楽しみです。