2019年6月9日 日曜日
幼稚園の駐車場に小さな畑があります。そこにじゃがいもと玉ねぎを植えています。朝の登園時には車を降りた幼児が保護者と手をつないで畑を見ている姿も見かけます。
6月に入りじゃがいもの葉が枯れ始めたので2歳児は、じゃがいも掘りをすることにしました。友達と手をつないで出発です。道路に出ると、左右を見て車がきていないか注意して渡ると駐車場です。
駐車場に着き、じゃがいも畑をはさんで座ると幼児達は早速、土をさわり始めました。畑の土は柔らかく、2歳児でも掘りやすい状態です。Aくんは少しずつ指の先で土を掘っていましたが、なかなかじゃがいもまでたどりつきません。そこで保育教諭がじゃがいもが見える所まで土を掘ってあげると、顔をだしたじゃがいもを見て、Aくんは嬉しくなってその周りをどんどん掘り始めました。そして「あったよ」とじゃがいもを持って見せてくれました。また友達と一緒にじゃがいもの葉の下を何やら話しながら掘っているかわいい姿も見られました。そしてじゃがいもが出てくると大喜びで歓声をあげていました。
じゃがいも掘りが終わると、その横に植えている玉ねぎの収穫をしました。じゃがいもと違い、玉ねぎは幼児の力で簡単に収穫することができました。Hちゃんは両手でしっかり握って玉ねぎを引っ張ると、するっと丸い玉ねぎがでてきて大満足でした。そして「もう1つ」と隣にある玉ねぎも抜いていました。
幼児でも野菜を収穫することで、土に触れたり、自然に親しんだり、そして自分達の食べ物に関心を持ちます。ここではすでに食育が始まっているのです。これからもこのような機会を大切にしていきたいと思います。