2019年5月25日 土曜日
今日は今年度初めてのフリースクールでした。
日中は、30度を軽く超えていると思われるくらい暑い一日となりましたが約50人の園児とその保護者の方々が大勢参加してくださいました。
まず初めに園長先生にフリースクールの意味を話してもらい、ちょっぴり「科学者のとっかかり」について考える時間を持つことができました。
その後、登場したのは、科学者「でんじろう先生」ならぬ「はなじろう先生」(S先生です)普段遊びの中で馴染みのある「色水」をテーマに色の変化について研究?したことを実際に実験をしながら説明をしていきました。作った色水に「あるもの」?を落とすと・・・あら不思議!きれいな色に変わるのです。その不思議な魔法の水とは・・・・・?
それは、「お酢」です。少し濁った色水でもこのお酢かレモンを搾って入れるとあっという間に鮮やかな色に変わるのです。これは、人間の身体も同じ!身体の中にお酢を毎日入れると血液もきれいになるというのです。まさに理にかなったことです。取りすぎると胃があれてしまうことがあるので要注意ですが、酢の物や南蛮漬けを食べたり、リンゴ酢を飲んだりして酢を体に入れることが健康にとてもいいようです。但し、アルコールを飲みすぎると聞かないそうですから要注意!です。
さて、楽しく愉快に話を進めていくうちに気が付けば1時間が過ぎていました。
その後、さっそくそれぞれの遊びのコーナーで試してみることになりました。
浸し染めのコーナーでは、色が混じりあいながら、偶然できる模様を親子で見せ合いながら喜んだり、絵の具につける時間を考えたりしながら楽しんでいました。Aちゃんは、「自分で作った浸し染めで何か作りたい」と言って一番に来て作って乾かしていました。
絞り染めのコーナーでは、家からTシャツやハンカチをもって来られていた方も多く何色に染めようかと迷いながら出来上がりをイメージして楽しみにしていました。K君のお母さんは、この染めたTシャツは、パジャマにしたいと話して楽しみにしておられました。
玉ねぎ、紅茶、琵琶の葉、梅酢、などそれぞれ味のあるとても素敵な色に染まっていました。鍋でぐつぐつ煮詰めて待ってる時間もまた楽しみなひとときだったようです。
野菜スタンプのコーナーでは、色々な野菜の切り口の形をスタンプにすることで新たな発見がありました。みょうがを縦に切った細長くひょろっと曲がった形を見たRちゃんは、それを丸い形にいくつも押して花びらを作っていました。また、星の形と人参と細長い大根で流れ星を作ったBちゃん!またCちゃんは、大きなマルと小さなマルの大根と人参でミッキーマウスを作っていました。
また、作るコーナーでは、カチューシャ、流れ星、キャンデー、リボン、足のミサンガなど長い時間親子で作ることを楽しんでいました。作ったものは、身に付けてお土産として大切に持ち帰っていました。
色水のコーナーでは、「はなじろうせんせい」の実験がとても楽しかった様で色水のコーナーでは、ちびっこ科学者たちが真剣に色水作りに取り組んでいました。
小学生のY君は、何種類もの花の色水を作り、それぞれにレモンを搾って落とし、色が変わる瞬間を実体験していました。中には小学校の夏休みの自由研究のテーマにしよう!と張り切っておられるお母さんもいました。今日は本当に、どのコーナーでも親子一緒に実体験したり、作ったりしていきながら、親子ふれあいの場となったようです。暑い中でしたが、テントの影に入ったり、水まきをした後のちょっぴり涼しい風の心地よさを味わったりしながら親子で過ごす良い機会となったのではないかと思います。
参加してくださった保護者の皆様ありがとうございました。これを機にご家庭でも幼稚園の遊びについての共通の話題が増えることを願っています。