2019年4月22日 月曜日
今日は、朝から太陽が顔を出し、4月だというのに夏日となりました。初夏の太陽は日差しに慣れていない子どもの皮膚にはよくないということと入園して間もない子どもたちは日陰を選んで涼しい場所で遊ぶ工夫もできないだろうということで要所要所にテントを出しました。すると、そこそこのテントの下でグループになってよく遊んでいました。
そんななか、藤のある砂場ではダイナミックに大きな山を作って遊んでいる年長児たちがいました。山ができるとそのまわりをお堀のように掘ってパイプを使って、水を流し始めました。そのままでは、同じ方向に水が流れ続けます。そのことに気付いた年長児は、短いパイプを使って、水をせきとめ、山の方に水が流れてくるように工夫していました。その様子を見ていて、「さすが年長さん。考えることが違うな」と思いました。大きな山のまわりにできた川の中では、裸足になったたくさんの子どもたちが気持ちよさそうに遊んでいました。
また、他の遊びをしている子どもたちの様子を見ていると、門の近くにあるイチゴや花のプランターを動かしている年少児を見つけました。「何をしているの?」と聞いてみると、Yくんが「ダンゴムシを探しているの」と教えてくれました。Yくんが持っていた廃材のカップの中には、大小様々なダンゴムシがいました。去年、Yくんはたんぽぽ組のときに虫探しを経験していて興味を持っていたのです。気がつくと門の近くには去年のたんぽぽ組さんが群れてダンゴムシ探しをしていました。みんなで力をあわせて、重いプランターを動かし、「見つけた!」「いた!」などの言葉をかわしながら虫探しを楽しんでいました。
新入園のたんぽぽ組は、カゴメから贈られたトマトの苗を植えました。3本の苗をみんなで優しく土の中に植えて、小さなじょうろで水をやりました。みんなで交代しながら、何度も水やりをしました。小さな苗が大きくなるまで、子どもたちと水をやったり観察をしたりしていきたいと思います。春の終りを告げるかのような暑い日差しのなか園庭は赤や黄色等々の花々が鮮やかに咲き誇っています。様々な自然に触れ、様々な発見や気付きを大切にしていきたいと思います。