2019年2月8日 金曜日
今日は待ちに待った生活発表会。松前総合文化センターの入り口でお母さんお父さん、家族に「頑張ってね。見てるからね!」と応援され子どもたちは着替えの部屋ににこにこでやって来ました。小さい子の中にはさみしくなったり、大きなホールに驚いたりして泣いてしまう子もいましたが来年、再来年立派な姿を見せるための大事な経験です。
プログラム1番は年中です。開演15分前にはステージに立って準備していた年中児たち。ステージを通るいろんな先生に声をかけてもらいました。園長にはこれまでの練習を振り返りオペレッタのそれぞれの役について、踊りをかっこよくするポイントを話してもらい子どもたちの目がきりっと変わりました。幕が上がるとたくさんのお客さんとまぶしいライトに圧倒されながらも大きな声で「はじめのことば」を言うことができました。今年初めて年中児が挑戦した手話歌。小さな手を一生懸命動かし、1つ1つの言葉を大切に歌いました。
「お江戸はカーニバル」の踊りはお祭り男、お祭り女になりきってリズム良く棒付きポンポンを振ることができました。みんな一人一人意識を持って頑張ることで全体がかっこよく美しく見えます。迫力のある演技にたくさん拍手をもらい喜んでいました。「オペレッタ西遊記」はあばれん坊の孫悟空、頭の賢い沙悟浄、食いしん坊で力持ちの猪八戒、強くてたくましい牛魔王、美しい羅刹女、それぞれの役について自分自身でイメージをふくらませ自由にのびのび表現しながら舞台上で大暴れ!!することができました。一人一人一生懸命動き、楽しんで演じる姿に「あんな大きな舞台で、たくさんのお客さんの前で…」と感動しました。今までの中で1番の出来です。あまりの暴れっぷり!や、時々交じる冗談のような台詞に会場のお客さんも笑顔になっていました。
プレ年少さん、生まれてまだたった3年の小さな体でかわいい姿を見せてくれました。会場に泣いて来た子も演技が始まると泣き止み、みんなと舞台に立てました。「歌 おうま、ごんべさんの赤ちゃん」で使ったひょうたんマラカスはSくんのおじいちゃんの手作りです。良い音がしてたんぽぽさんたちのお気に入りです。たくさんのお客さんを前にびっくりしてマラカスを持つのを忘れた友だちにYちゃんは「これ持ってね」と教えてあげていました。この幼い満三歳児が・・・と驚くやら感心するやら、とても嬉しくなりました。何度も言いますが生まれてたった3年!子どもの力、成長ってすごいですね。後半の赤コースの「オペレッタ 虫の音楽会」では始まる前にそれぞれの虫の楽器を紹介してくれました。おかげで練習よりもたくさん楽器を鳴らすことができました。みんな控え室に戻るときにはホカホカした満足そうな表情をしていました。
年少さんの歌「ゆげのあさ」は、まどみちおさんが作った唱歌です。今は走っていない汽車ポッポの絵を見たりお話を聞いたりしてイメージして歌うことができました。”♪ぽっぽっぽ”と歌う子どもたちの表情がかわいかったです。「あ~らもったいないや」では小道具を友達に渡したり、とんとんしゅっしゅと歌いながら踊ったり、どの子も楽しそうでした。リハーサルでは失敗してしまった移動も今日はできました!「踊り こうもりロックンロール」はぱたぱた腕を大きく振って踊る姿がかわいくて一生懸命さに心打たれました。
今年が最後の発表会の年長児。
ぞう組さんの劇「さんびきのこぶた」では、わらの家が”倒れない”ハプニングもありましたが、さすが年長さん。自分たちでどうにか対応することができました。みんな自分の台詞を今か今かと待ち構え、頭をくるくる働かせながら劇をすすめることができました。
くま組さんの劇「とんがりやまの大魔神」は最初のころ、なかなか自分たちで劇を進められず何度も壁にぶつかりましたが、今日はどの子も自分の役だけでなく、劇全体を楽しみながら演じることができました。表情や息遣いまで役になりきり、舞台袖に控えているときもノリノリで歌っていました。
らいおん組さんの劇「アリとキリギリス」。大きなアリの巣一つから始まった劇。虫の生態を調べたり、人との対話、自分の気持ちを自由に表現したりすることでたくさんの経験をしました。練習でなかなか素直に様々な表現をすることが難しかった子たちも自分の殻をやぶり、一生懸命台詞を言ったり動きを工夫したりすることができました。それぞれの役や場面で新しいヒーローが生まれました。前日に変わった動きや、前日に心をこめて作った道具もありましたが、ここまで舞台でできたことに感動しました。
きりん組さんの劇「きりん組の大冒険」。実は昨日までなかった新しい台詞が入った場面がありました!!たくさんのお客さんや照明のおかげで役に入り込んだのでしょうか!?そんなアドリブにも子どもたちは自然に対応することができていて教師たちは驚きました。きりん組の仲間全員で作り上げた劇。やる気が溢れてきていろんなハプニングもあったけれど、子どもたちの気持ちが伝わってきて胸が熱くなった教師たちです。
合奏・手話では子どもたちの懸命な姿に涙を流す保護者の方もたくさん見られました。♪ともだちはいいもんだ、みんなはひとりのために、ひとりはみんなのために。卒園まであと数十日、友達や仲間を大切にしていきたいです。
今年の発表会、みんなで頑張れば楽しい!お客さんにも喜んでもらえて嬉しい!良いことばっかりだったね!!と大満足の子どもたち。これまでの園生活の集大成となる姿を保護者の皆様にも見て頂きました。また感想を聞かせて頂けたら嬉しいです。今回の発表会、教師たちも子どもの様々な育ちや成長を意識しながら練習を進めました。発表会終了後、”あんなことも、こんなこともあった!!”と「楽しかった話」に花が咲きました。どの子も頑張った発表会。今日はたくさん褒めてあげてください。自信や満足感に満ちた子どもたちに火曜日会えるのを楽しみにしています。