2019年1月14日 月曜日
戦隊ものに憧れている2歳児たちは、自分達で変身の道具を考えて作るなど毎日元気いっぱいに変身しています。Bちゃんは「アンパンマンして~」と布を持って来ました。その布を背中につけてマントのようにしてあげると満足そうに今度はCくんの背中にマントをつけてあげていました。そして2人で背中のマントを見合って、にっこり笑っていました。1歳児のDくんはソフトブロックを次々と合体させていき、箱型の剣をつくっていました。上に上にブロックを合体させていくとどんどん長くなっていくことに気付き、夢中でつないでいました。幼いなりに興味関心のあるものに触れたり、かかわったりしながらその経験が頭の中のタンスに貯えられ、イメージとなって表現されていきます。1枚の布を見てアンパンマンのイメージを持ち、アンパンマンになった気持ちになる、ブロックをつないでいくうちに、どんどん長くなっていくことに気付き、それが剣や汽車のイメージとなり遊びのなかで表現されます。そんな幼児達のイメージを感じ取り表現しようとする思いに寄り添いながら見守ったり、援助したりして育ちを見守っていきたいと思います。
テラスの前に遊ぶスペースをつくって遊んでいると2歳児のAくんが柵と並べて置いているプランターの花を眺めていました。その目線には風がふくたびに花びらがひらひらと動いていました。私の目に気付いたAくんは「ちょうちょだ!」と指をさしました。ちょうはいませんでしたが、ひらひらと風で動く花びらがまるで本物のちょうのように見えました。Aくんが花びらの大きさを見ながら「大きいちょうちょ」「小さいちょうちょ」と指をさしていると他の幼児達も集まってきて「ちょうちょ、ここ!」と指をさしていました。「これは何色?」と保育教諭が尋ねると「あか!!」とAくんが答えると横にいた1歳児のBちゃんも真似して「あか!!」と言って指をさしました。その姿がとても微笑ましく思いました。花びらがちょうのように見えることからイメージしたAくんの表現に保育教諭たちも「なるほど~」と感心しました。大人は固定観念が優先して柔軟な発想に乏しくなってきます。幼児達の自由な発想と表現を大切に保育教諭も想像の世界を広げ楽しみたいと思います。