幼稚園の日記(ブログ)

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  2010年7月24日 土曜日

 いよいよ待ちに待ったお泊まり保育。133名の園児たちが元気いっぱい登園してきました。

☆オリエンテーション☆

 早速、3階ホールに上がって副園長にお泊まり保育の意味について話して頂きました。お家でも自分でご飯を食べたり、自分でトイレに行ったりすることが出来ているけれど、お泊まり保育では、お父さんお母さんにしてもらっていることも自分でしなければならないということを教えてもらいました。そして、副園長はボードに「人」という字を書きました。この字は、誰かと誰かが支え合う意味があり、困った時はクラスの友達だけではなく、みんなで助け合うこと!それでも困ったら先生達が助けるからねと人の間に「|」を書き込みました。それに、手がついて「木」になりました。ここにいる全部の友達と先生で支え合って木のように大きく強くなること、みんなで力を合わせることが大切だということ、みんなが強く勇気を持って明日まで過ごそうと約束しました。ところで、このお泊まり保育ではクラスを解体して、くじ引きで「あ、い、う、え、お」グループに分かれます。自分でくじを引いて、グループ名が分かるとグループのはんこを押します。そして、いよいよ各グループの先生の発表です!!「あ、い、う、え」グループの先生が勢い良く飛び出した中、「お」グループの古江先生が勢い良く出たものの、なんとなく自信なさそうな様子に思わず、副園長が「お」グループのみんなで支えてあげて!!と呼びかけると、「お」グループになった子ども達が一斉に古江先生の前に集まって、支えに行く頼もしい場面も見られました。そして、今回は年中のお部屋を使って過ごすことを知らされ、あ(りす組)、い(ぱんだ組)、う(ぺんぎん組)、え(うさぎ組)、お(ひつじ組)に分かれ、お泊まり保育がスタートしました。

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☆昼食☆

 今日の昼食は、先日の総合公園親子園外保育で好評だったメニュー。会議室に用意されたテーブルの上には、人数分のお皿とおにぎり、きゅうり、トマト、ニラ味噌、ポテトが皿盛になって、並んでいました。1グループ14人の子ども達は、一皿に14個のったおにぎりや一皿盛のきゅうり、お味噌などをどのようにみんなに渡るようにするか、自分達で考えなければ仲良く食べることが出来ないような仕組みになっているのでした。子ども達は自分のお皿をとって、隣の人に回したり、バイキング形式にしたりと自分達で考えて配膳していました。途中おかわりでは、手を伸ばしている子には、他の子がさりげなくお皿を回す姿も見られ教師達は「ねらい通り!!」と嬉しくなりました。そして、とてもおいしそうに食べ、苦手な野菜もニラ味噌をつけると食べていて、みんな完食することが出来ました。

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☆豆腐ハンバーグ作り☆

 楽しみにしていたハンバーグ作り。作り方の説明を聞いた後、副園長からエプロンがないことと、「髪の毛が落ちるのでは」と注意を受け大弱りの子ども達でしたが、エプロン代わりのビニール風呂敷とカラー帽子を逆さにかぶって、コックさん帽子にしてなんとか始めることができました。早速、玉ねぎを切ったり、人参をすりおろしたりしていきました。包丁を使ったままごとをしているからか、みじん切りの切り方がとても上手でした。お肉と玉ねぎや人参、豆腐などをみんなでコネコネしてハンバーグの形にしていきました。おいしいハンバーグになりますように♪♪

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☆温泉☆

 今日は副園長や先生達が体を洗ってくれることとぞうさん滑り台を滑ることができることを心待ちにしていたようで、大喜びでバスに乗り込んでいきました。ゆとりあ温泉に着くと、そこのおばさんに元気良く「こんにちはー!」とご挨拶をして、裸になってお風呂場へ。そこに待ち構えていた教師が頭からシャワーをかけてくれ、副園長と山田先生が体をEM石けんで洗ってくれて、もう1度シャワーをかけてもらいました。その次に湯船に入って20数えると、ぞうさん滑り台へ「シュー!ドボン!」ちょっぴりびっくり、でもなんだか嬉しそう。そんな子ども達の姿もお泊まり保育ならこそ見られるのです。お客さんに迷惑をかけないでとても良い子だった三葉っ子達は、すっきりした様子で帰りのバスの中では、うとうとと寝てしまう子もいました。

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☆夕食☆

 いよいよ待ちに待った夕食の時間。自分達の作ったハンバーグがどんな風になっているのかワクワクしながら会議室に上がりました。テーブルに並んでいるハンバーグを見て、「焼けとる、焼けとる!」「おいしそう!」と言いながら、「もう食べていいん?」とつまみ食いをしようと手を伸ばしている子がいる位、早く食べたいという思いになりました。副園長特製ソースのかかった手作りハンバーグはとてもおいしくて、おかわりもあっという間になくなってしまいました。おかわりがなくなると、まだ食べきれていない友達の分を狙いにいく姿が楽しくて「食べれないの?」と優しく声を掛けて、残りを食べようとしていました。また、苦手な野菜が食べられないでいた子の分まで食べてしまったKちゃんのお腹は、ぽっこりと膨れていてみんなで大笑いしていました。

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☆事件です☆

 キャンプファイヤーの準備をしていたときのことです。突然副園長からの放送があり「大変です。朝顔がお水がなくてしょんぼりしています。」それを聞いたとたん、準備をやめて外に飛び出しました。それからが大変!!お鍋を持つ人。コップを持つ人。おたまで慎重に運ぶ人、お皿で水を半分運ぶ人、それぞれが考えて水やりをはじめました。水をあげなければと、あわてた子ども達はそれぞれが考えて朝顔のところに行っていました。

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☆キャンプファイヤー☆

 夕食の後はみんなでキャンプファイヤーです。古森先生の「空を見て!お月様がのぼって太陽がかくれんぼしているよ!そして沈んだ太陽の灯りを火の神様が持って来てくれるよ!」というアナウンスで始まりました。火の神様の姿が見えると子ども達の表情は真剣そのもの。火の神様から各グループの先生が代表で火をもらい点火すると、子ども達の「もえろよもえろよ」の歌声にあおられるかのように高く上がりました。子ども達も火の粉が天まで届けとさらに「もえろよもえろ」や「バケツ100杯の夏休み」を手をつなぎ肩を組みながら大きな声で歌っていきました。そして、キャンプファイヤーの締めくくりは花火です。花火が上がるたびに子ども達の歓声と拍手が聞こえていました。

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☆おやすみなさい☆

 そしてドキドキワクワクみんなでお泊まりです。パジャマ姿で子ども達と副園長とグループ担当の先生で「ニッコニッコニー」で写真撮影・・・。と、撮影が終わったとたん副園長が1番に布団へ飛び込んで「気持ちいー!おやすみなさい!」すると子ども達も布団に飛び込み、「おやすみなさーい!ふかふかや!」と布団に入りました。全グループが布団に入り落ち着くと、園内放送で副園長が絵本を読んでくださいました。題名は、「どろぼう学校」その声を聞きながら、子ども達は夢の中。例年以上に眠りに着くのも早く、充実した表情で寝ています。お泊まり保育もあと少し。自信をつけて「ただいま!」と家に帰れるように明日も過ごしていきたいと思います。

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