2010年7月20日 火曜日
おはよう
あしたから なつやすみ
はやね!はやおき!
「げんきなこ」でいてね。
・しらないひとについていかない
・うみやかわへひとりでいかない
・じどうしゃにはきをつけてね
登園してきた年長さんがテラスの黒板の前に座り、この黒板の文字を1字1字声に出して読んでいました。今日は終園式。明日からはいよいよ夏休みに入ります。楽しいだけではなく、子どもたちが目標が持てるようにと副園長が皆が見える黒板に言葉を書いていたのです。年長さんは毎日、何が書いてあるかなと楽しみに見る習慣がついてきました。
「夏休みになったらお船に乗っていくんよ。」「海へいくんよ。」と楽しみにしている言葉が次々と飛び出してきます。たんぽぽ組のMちゃんは、「Mちゃんたちお休みになるけどT先生とY先生は大丈夫かな?」そして、R君は「会えんくなるよ。先生泣く?」などの言葉が聞かれました。入園当初は、自分の事で精一杯だった子どもたちがこんな風に相手を思う気持ちが育ってきたんだなあ。ととても嬉しく思いました。
終園式では、副園長の話を皆真剣に聞いていました。夏休みをだらだら過ごすのではなく「朝早く起きて、夜は早く寝ようね。」「自分の事は、自分でしようね」「お水遊びつれてって!」とお母さんに言おうねそして皆元気でいようね」という「しようね」約束を皆でしたのです。「しない」のないないづくしとではなく「しようね。」尽くしに皆目をキラキラさせながら聞いていました。
また、イカのおすしを踊った後、「いかない」「のらない」「すぐ逃げる」「大声で呼ぼう」を実際に意味を理解できるよう考えながら大声で伝え合えました。一人ひとりが意識を持って、自分の身を守ることの大切さを皆で学び、確認しあうことができました。
たんぽぽ組の子ども達は、部屋に帰ってからも「知らない人にはついていかんのよね。」「車に乗ったらいかんよね。」「お父さんお母さんに会えんようになるんよね。」と何度も繰り返して言っていました。
降園時には、アルバムを入れた重たいバックをしっかりと手に持ち歩いている後姿を見て、年少さんもこんなにたくましく、そして、頼もしくなったんだなあととても嬉しく思いました。夏休み中にはたくさんの人に出会ったり、たくさんのことを経験したりして、また、夏季保育では、ひとまわりもふたまわりも大きく成長した子ども達に会えると期待して楽しみに待っています。どうか、安全に、元気で目標をもった楽しい夏休みをお過ごしください。