2018年11月20日 火曜日
作品展を経験した幼児たちは廃材を出すと自分の使いたい廃材を見つけて遊び始めます。
先日の給食に出たヤクルト容器をきれいに洗って廃材に出すと2歳児のAくんは目元に当ててめがねにして、きょろきょろと周囲を見ていました。又、Bちゃんはたくさんの容器を自分の前に置くとセロハンテープを貼りたいところへ貼っていました。ところが容器が転がってなかなか思うように貼れません。しばらく考えて片手でヤクルト容器をおさえ動かないようにして貼りました。その上にトイレットペーパーの芯を転がしてみたり押さえてみたりして納得のいく位置に置くと、自分の手元を見ながら真剣にセロハンテープを貼っていきました。他の幼児も集まってきて、ヤクルト容器や他の廃材を見つけてきて組み合わせて遊んでいました。
一方、同じ廃材を1歳児の部屋に持っていくと、食器の代わりに廃材の中におもちゃの食材を入れました。ケーキやキャベツ、バナナなど好きな食材を入れると、テーブルの上に置き、保育教諭の口元まで持ってきてくれる幼児もいました。牛乳パックを見つけたCちゃんは車を1台ずつ入れ振っては音が出るのを楽しんでいました。車の数が増えると音の出方も変わっていくことに気づき、その音を楽しんでいました。又、Mちゃんは少し大きなカップの中にヤクルト容器を入れると水道まで持っていき蛇口の下で洗っていました。その姿がとてもかわいかったです。
廃材は幼児たちのイメージや発想でいろんな遊びにつながる教材だと思います。イメージがどんどん広がり考えたり工夫したり等、知的な発想を促します。幼児たちの手の大きさに合わせた廃材等、菌を消毒し、清潔なものをおもちゃの一部として利用していきたいと思います。