2018年9月24日 月曜日
保育室でカラー積み木や並んでいる椅子を見つけると、すぐ上って歩きたくなる2歳児たちです。
そこでこの日は、平均台を出してみました。歩き慣れているカラー積み木と平均台では細さが違います。幼児たちは慎重にスタート地点に立つと手を広げたり、横向きで歩いたり、座ってみたりと自分なりにバランスをとりながらゴールを目指して進んでいました。バランスのとり方もそれぞれで、どうやったら歩きやすいのか考えたり試したりしているのだと感心しました。月齢の高い2歳児のAちゃんは、数回歩くとコツをつかんだようで、トントントンと歩いていました。又、1歳児のBくんは、始めは保育教諭に助けを求めていましたが、途中から自ら手を離してゴールすることができました。
2歳児のCちゃんは、アンパンマンのぬいぐるみを持って並んでいました。「(平均台を)するときは、アンパンマン置いといてね」と声かけしようと思っていると、順番がくるとAちゃんは、アンパンマンを平均台にのせて、ゆっくり歩かせ始めたのです。最後まで歩かせると「できたぁ!!」と満足そうに笑っていました。アンパンマンを歩いている友だちに見立て、自分は援助する保育教諭になっているのだと微笑ましく思いました。
新しい遊びの環境をつくると我先にと集まってくる幼児達ですが、平均台やすべり台をするときは、自然に並ぶ習慣が身についてきています。幼児たちの好奇心が「やりたい!したい!」という思いにつながるよう年齢に応じた遊びの環境づくりと援助ができるよう考えていきたいと思います。