2010年6月28日 月曜日
駐車場の畑のキュウリも丸々と実り、園内のトマトも赤色に変わって夏の訪れが感じられるようになりました。クラスで植えているトマトは赤くなってきていたのですが、先々週病気になっていたトマトを取り除いていたにもかかわらず、また実の頭の先が腐り病気になっていました。収穫を楽しみにしていた子ども達はがっかり。しかし、気を取り直して今度こそ病気にならないように腐ったトマトを1つ残らず取りました。なぜ、病気になったのか?どうすればならないのか?教師達で研究しながら、栽培を続けていきたいと思います。
先週の土曜日の話です。年長児が育てている朝顔が大きくなり、ツルが巻くほどに生長しました。そこで、市販の支柱ではなくて秀野邸にたくさん生えている竹を使ってなんとかできないかと副園長に相談したところ、「こんな支柱にしたら?」と案をもらいました。早速作ってみると、それは風情があり、とても温かい支柱になりました。そこで、早速年長組の教師達は自然の竹を取ってきて、支柱のサイズに合うように切り、用意をしました。支柱作りは、二人一組で協力しながら作ったほうがスムーズに作れるということで、友達と力を合わせて作っていきました。用意した竹は、長さや太さがバラバラで、どの竹を使って作ろうかと考えるところから始まりました。選んだ竹を縦、横の間隔を考えながら組み合わせたり、相手が作りやすいように持ち手を考えたり、子ども達それぞれが知恵を出し合って作る姿が見られました。また、きりん組のNくんは、太い竹を針金で固定できない友達に、「針金をつなげればいいよ。」とアドバイスするなど、助け合いながら支柱作りをすることができていました。見本で作っていた副園長の支柱には、可愛らしい飾りがぶら下がっていました。子ども達はそれを見て、「明日からこの飾りをつくりたい!」と張り切っています。
年中・年少児は田植えをしました。副園長から3、4歳児でも理解しやすい話をしてもらい、子ども達は真剣に話を聞いていました。「苗は1本では倒れてしまうけれど、5本束ねて力を合わせれば倒れなくなる」こと。「間隔を考えて植えなければ、隣の苗とおしくらまんじゅうになってしまって大きくなれない」ことを教わりました。今日の昼食では、パンの付け合せに「玄米スープ」と「キュウリと玉ねぎのサラダ」が出ました。園内で採れた春菊、キュウリや農園で採れたサツマイモ、ニンジン、玉ねぎを使って作りました。キュウリと玉ねぎのサラダは玉ねぎを小さくスライスして入れることで、苦手な子ども達も食べることができました。玄米スープは、今日田植えをしたことで「パワーがいっぱいのスープなんよね!」と、子ども達に大人気で何回もおかわりをする姿が見られました。
ぞう組は、歩風里へ交流に行きました。お手玉を使ってゲームをしたり、お年寄りに親しみのある「茶摘み」の手遊びをしたりして、交流を深めました。ぞう組の子ども達に「今日は楽しかった?」と聞くと、「楽しかった!」と元気な声が返ってきました。「みんなは楽しかったけれど、歩風里の人はどうだったのかな?」と聞くと、温かい拍手をいっぱい頂きました。自分達だけが楽しむのではなく、相手の方にも楽しんでもらえる交流の内容を今後も考えて、実りある交流会になるようにしていきたいと思います。また、相手の方を思いやる気持ちが育つようにしていきたいと思います。