2010年6月23日 水曜日
朝、目が覚めると外は雨。今日は、外で遊べないかなと残念に思っていたのですが、そこは、三葉の子ども達!!いつも元気いっぱいのいい子なので今日も、元気いっぱいに外で遊べるよう晴れてくれました。
昨日の教師たちの反省から、プールを始める前から水に親しめる環境が少なかったということがあり、今日は、去年副園長が出して子ども達に大人気だった水遊びのコーナーを出しました。登園してきた子ども達は、すぐに新しいコーナーを見つけて集まりだし、特に昨年楽しんだ年長児達は、早速ヤクルト容器とペットボトルを両手に持ち、小プールの前に場所を取り座ると、ヤクルト容器に水を入れ、こぼさないよう慎重に移し始めました。それを見た年少児も、最初はプリンカップに水を入れて移していたのですが、こぼれてしまう事に気付き、さっとヤクルト容器に持ち替え、年長児を真似でやってみる姿がみられました。遅コースの子ども達も、すぐに興味を持ち遊び始めました。年中児のM君はケチャップの容器を見つけると、容器を水の中に沈め満タンに水を入れました。そして、水鉄砲のように容器を押し、水がピューっと出てくる様子を楽しんでいました。しかし、最後のほうになり水が少なくなったことで、押しても押しても水が出なくなったところで、考えたM君は下からクルクルと丸めていき水を押し出していました。また、ひよこ組のH君は様々な種類のカップを重ねていました。上手く入らないと、もう一度カップの上下を入れ替えてみたり、横から眺めて底からきちんと重なっていないと、もう一度底の広さを確かめて、重ねる作業を繰り返したりしていました。試して、工夫を重ねる姿に感動しました。その他にもペットボトルから早く水を出す方法はないかと考えた子は、回しながら流すと早く水が落ちることに気がついたり、同じ種類のペットボトルの口と口をつないで、砂時計のように水が移動する様子を楽しんだりしていました。子ども達が夢中になって遊ぶ中には、必ず科学があると実感しました。
また、しゃぼん玉コーナーでは、朝雨が降って地面が濡れていた事と気温が上昇したことで、いつもよりしゃぼん玉が高く飛んでいました。いつもは吹くと下に落ちていくのに、吹いて高く高く幼稚園の建物よりも上に飛んでいくのには驚きました。教師の「どうして高く飛ぶのかな?」という問いかけに年長のT君が「風が吹いているけん。それと作るのが上手やけん。下が濡れとるけん。」と答えました。今までの経験で教師が地面にに水をまいていたのを思い出したのでしょうか。年少児達も上に上に上がっていくしゃぼん玉をつかまえようと、キャッキャ言いながら手をパチンと叩いてみたり、落ちてきそうになると、下から口で吹いてみたりとはしゃいでいました。
そして、今日は夕涼み会に向けて新しい盆踊りをすることにしました。子ども達は初めてなのに、教師達の踊りを見て掛け声も入れながら踊ることができました。また、遊びの中で踊っていきたいと思います。
盆踊りの後は、年長児は来週の田植えに向けて苗の植え方を練習しました。田植えが初めての子ばかりで副園長の話を真剣に聞いていました。子ども達も実際に苗を5本束にしたものを植えてみましたが、苗をもらうとすぐに正しく持ち、倒れないように水を張った土の中に、ぎゅっと入れるとそーっと指を離していました。倒れずに真っ直ぐ立つと「わぁー。上手!!真っ直ぐ立った。」と拍手が出ていました。又、「田んぼではみんな裸足になって入るんだよ。」と教師が裸足で入って見せると、「キャー!!」と大騒ぎ、手を泥の中に入れて触ってみると柔らかくて気持ちよかったようで、気がつくと手や顔・足を泥々して楽しんでいました。いつもはおしとやかな女の子も、泥パックのように塗っていて本当に気持ちのいい柔らかさだったんだなと思いました。植えるときの注意がもう一つ。土の中を歩くとそこに足跡がついてしまい、その穴に植えると苗は倒れてしまいました。そこで、土をならして植えることを教えてもらい、穴のあいた土をきれいにならして植えました。来週の田植え本番では、今日覚えた植え方を忘れずに上手に植えることでしょう。そして、部屋に戻り副園長から手渡された玄米と白米を水に植えて、芽の出方はどう違うか実験することになりました。毎日観察していきたいと思います。
明日は、年中児が園外保育に行きます。
おいしいお弁当も楽しみです。