2018年7月10日 火曜日
先週の大雨も嘘のように、昨日、今日は夏本番のような天候です。朝バスから帰ってくると今まで子ども達が楽しんでいたコーナー、水汲みコーナー、しゃぼん玉コーナー、泥団子作り、砂場で遊んだり、固定遊具で遊んだり・・・と自分たちの好きな遊びを楽しんでいました。
その中に昨日とは違う一段と目を引くコーナーが出ていました。それは、さかなつりコーナーとカラオケコーナーです。今週末の土曜日は待ちに待った夕涼み会。実はその日の先生の子どものためのコーナーなのです。早速カラオケコーナーでは、友だちと一緒に好きな歌をマイクを持って歌っていました。もちろんお客様の子ども達は友だちが歌い終わるたびに沢山の拍手をしていました。「先生 歌ってきた。」と言って、すみれ組のAちゃんもこぼれるような笑顔でかけてきて教えてくれました。友達の前と言っても人前で元気いっぱい歌い、それに答えて拍手をもらったことで自信と心の中に幸せが蒔かれたようでした。
またさかなつりコーナーでは、つりざおの使い方や釣った魚がバケツにいっぱいになったら、待っている友だちと交代すること、したいけどつりざおがない人はどうやって待つか、待っている友だちの待ち方等々約束事を教わりながら遊んでいました。
順番がきて、釣り始めた子ども達は、魚が釣れると「つれた」「大きな亀だ」「さかなだ」と釣った物を一つ一つ見せながら、「いっぱいになった」と言ってバケツを見せてくれました。そのバケツの魚を水の中に返すと、バケツと釣り竿を持って待っている次の友だちに「はい」と渡していました。渡してもらった友だちは”待っていたよ。次は僕の番だ”ととても嬉しそうに来て釣り始めていました。
S君は一匹隣の子と一緒に釣ってしまうと「一緒に釣ったねぇ」と言って、隣の子に譲っていました。傍で見ていたプレ年少さんは待ちきれなくて手で釣り上げていました。それを見ていた年長さんが「手で取るんじゃないよ」「釣り竿がいるんよ」と声をかけると、教えてくれた年長さんの釣り竿をとろうと手を延ばしました。すると年長さんは「順番なんよ ここで座って待っていて」と優しく教えてあげていました。それを聞いたプレ年少さんもきちんと座って順番を待っていました。
さかなつりコーナーだけでも、譲ったり譲ってもらったり、順番を待つこと、ルールがありそれを守ることで楽しくんなること、釣った魚について友だちと話したり、教え合ったり、そしてどれだけ釣れたか数につながったりと・・・沢山のことを経験し学んでいることを感じました。
夕涼み会でも多くのことを学び、経験し、楽しめるようにしていきたいと思います。