2018年6月19日 火曜日
朝から雨が降っていましたが、泥場は子どもたちでにぎわっていました。泥団子作りのプロ級の年長児たちがピカピカ泥団子を作っているなか、年少組のH君は泥団子が作りたくて泥場にやってきました。そんなH君に気付いたひつじ組のUちゃんが丸めるところまでしてくれて続きをH君が作るようになりました。お姉ちゃんがしているのを見よう見まねでぎゅっと丸めながら作っていき、出来上がると袋に入れてとびっきりの笑顔で持ち歩いていました。その以後、H君はUちゃんが大好きになり、くっついたり隣に座ったりしてとっても嬉しそうでした。
ままごとコーナーで遊んでいたちゅうりっぷ組のR君は、なすびがどうしても切りたくて挑戦していました。しかし皮が固くてなかなか包丁が入りません。すると反対側にひっくり返して切り口から切ってみるとさくっと切ることができて、一気に顔がほころびました。一つひとつのできたを共有できるこの瞬間を大切にしていきたいと思いました。
昨日トマトを採ったことを覚えていたN君は、今日もトマトが赤くなっていないか見に行っていました。その時、Yちゃんはさくら組の看板が雨でぬれてくしゃくしゃになっているのに気が付き、教師と新しく作り直すことにしました。そして、新しく作った看板を「大きくなってね」と言いながら立てていました。
さくら組では、ブロックで遊ぶ時はほとんどの子が個々で遊んでいましたが、今日は気が付くと隣同士で遊んでいたRちゃんとO君がいつのまにか交代でブロックを積み重ねていき、倒れないように支え合う姿がみられました。そんな中で、お互いに名前を呼び合う姿もみられました。又、T君は階段のようにブロックをおいて繋いでいき、長くつながったブロックを一つひとつ指差しながら数えていき、横にいた友達に「18個あるんだよ」と話しかけていました。
今日は年中組のりす組さんに、「一緒に遊ぼー!」と声を掛けて、一緒に粘土や剣作り等をして遊びました。りす組の子どもたちが「こっちおいで」と呼んでくれてさくら組の子どもたちはとっても嬉しそうでした。りす組のA君はさくら組のS君が剣を作りたいと言っているのをきいて、作りやすいようにはさみで4分の1の大きさに切って渡してくれました。すると、S君は「ありがとう」と言って、A君の横でわくわくしながら剣作りをしていました。作っている時も、A君は「ここをこうするんよ」「上手だね」等と声を掛けてくれていました。
昨日、ダンゴ虫やトマト等の命の大切さについて話し合っていたので、今日はDVDの自然とあそぼうのダンゴ虫を見ました。DVDの中で、枯れ葉を食べているところや赤ちゃんが産まれてくるところがあり、子どもたちは見入っていました。見終わった後、たくさんの赤ちゃんが産まれても色んな虫に食べられて大きくなるのは少数だということを知り、ダンゴ虫で遊んで放置しておくのはダメだとりす組の子どもたちは話していました。そして、りす組とさくら組では、花畑の花をこわしてもいけないし、ダンゴ虫の家族を離ればなれにしてもかわいそうという話が出て、見たり触ったりした後は元の場所に戻してあげることにしました。
今日一日だけでも、さくら組の子どもたちはりす組のお兄ちゃんお姉ちゃんからたくさんのことを学び、助けてもらいながらできたという喜びを感じることができました。教師が教えるよりもお兄ちゃんお姉ちゃんから教わる方が身に付いていくことができることを改めて実感した一日でした。