2018年4月1日 日曜日
いろいろな種類の服が描かれた絵本を見ながら「この服がいい!」「この帽子」と自分の好きなものを指差して楽しんでいた子どもたちでしたが絵本を読み終わり片づけをして、しばらくするとまだ絵本で洋服を見ていたかったAちゃんが「スカート・・・」と保育教諭の近くで自分の服を触りながら気持ちを伝えてくれました。そこで、新聞紙で簡単なスカートを作ってAちゃんに着させてあげると「スカート!」と嬉しそうに言いながら破れないように慎重に歩きながら周りにいた保育教諭に見せに行っていました。その様子を見ていたMちゃんも「Mちゃんも着たい」と走ってやってきました。今度は、ドレスの形になるように目の前で作って着せてあげていると近くで見ていたRちゃんやHちゃんも「私も!!」とやってきました。
それぞれがドレスを着ると、友だちや保育教諭に破れないように気をつけながら見せに行きます。すると、つぎつぎに興味を持った子たちが集まってきてまるでファッションショーになっていました。そしてドレスを着た子たちが遊びに満足して脱ぎ始めたのですがうまくいきません。破って脱いでもいいことを伝えるとビリビリと破りながら着ていなかった子たちにも手伝ってもらって脱ぐことができました。ビリビリに破れている新聞の洋服の紙くずを拾い集めていると子どもたちがそれを丸めて投げて遊び始めていました。
絵本を見て始まった新聞紙での服遊びでしたが、普段のやり取りの中からさらに遊びが広がり遊びに移行して楽しんでいる子どもたちをみて自分もやりたいという気持ちを伝え同じ遊びを共有することを楽しんでいたので、このような姿を見逃さず子どもたちとのやり取りの中で遊びを発展させていけたらと思いました。