2017年11月6日 月曜日
畑に着くと、お世話になっている農園の藤岡さんたちとメイちゃん、犬のポンタくんが子どもたちを迎えてくれました。
たんぽぽ組の子どもたちは、先週からおいもほりの絵本を見て土の中においもが眠っていることを知っていました今日は実際に体験する日です。
まず園長先生のお話を聞きました。じゃがいもはおかあさんおいもから栄養を分けてもらうけど、さつまいもは、自分でつるを伸ばして土の栄養をとって、根からみずを吸い、葉から太陽のパワーをもらって大きくなるのです。
おいもの中には大きい子も小さい子もいました。「自分で栄養を探して頑張った子は大きくなったんだね」とおいもも土の中で、大きく成長するために競争したりいっぱいご飯を食べていることを知りました。
いよいよ掘る時がきました。一人ずつ「ここよ」と示したんぽぽ組の所は土を掘りやすくしてくれていたので、子ども達が引っ張るとズボッとでてきました。他の学年の子どもたちは、おいもを傷つけないようにおいもの周りの土を手で一生懸命掘りました。すると、大きなおいもが出てきてみんな大喜びでした。
おいもほりを通してもう1つお話がありました。本当は10月30日に予定していたのですが、その日は雨ではなかったのにどうしてできなかったかということです。おいもの畑は斜面になっています。園長先生は子ども達に「砂場で山を作って、上から水を流したらどうなるかな?」と問いました。答えは「下に流れる」です。それと同じく山にもたくさん雨が降ると、下へ下へ流れます。その水が畑にたまったからできなかったんだよと教えてもらいました。絵本を見るだけでは感じることのできない秋の自然、風、土の感触、おいもの大きさや重さなどを見て触れて子ども達の心は育っていくのです。そして、普段の遊びで経験してきたことが本物とつながり、知識として定着していきます。
おいもの収穫だけでなくたくさんの心と知識を蓄えたさつまいも掘りになりました。また、収穫したさつまいもですが数が少なかったので今回、お土産のおいもはありませんが、調理をして給食や焼き芋やバザー等で使います。