2008年2月28日 木曜日
昨日、年長赤コースの 伊予柑狩りが延期になり、今日5クラスで出掛けました。バスの中で副園長の提案の「みんなで年少さん、年中さんにも1個ずつおみやげを持って帰ってあげよう」という話を持ちかけると「それ、いいねえー!オレたちがサンタクロースや!」とまた1つ、伊予柑を採ることの期待がふくらみました。どんどんバスが山道を上がっていくにつれ、たくさんの緑の中に丸い オレンジ色の伊予柑が見えてきました。「わあー!いっぱいある!」と歓声をあげる子ども達の表情は生き生きとしていました。まず、1人1個ずつ近くの伊予柑を採って、皮をむいて食べてみました。「おいしい!甘い」「甘ずっぱい!」中には「うーん、すっぱい!」と言いながらも友だちと食べる採りたての味は絶品でした。ケガがあってはいけないと子どもたちには落ち着いて行動すように伝えて、伊予柑狩り開始です。はじめは友だちと近くの伊予柑を採っていたのですが次第に木の合間をぬって、きれいなものを探しながら採る姿が見られました。その途中でカマキリの卵やセミの抜け殻を見つけたり、花の蜜を吸ったりと大自然ならではの発見や楽しさに出会いました。たくさんのキャリーが伊予柑でいっぱいになったところで、いよいよお土産用の伊予柑狩りです。家に持って帰るのが5個、年少さん・年中さんへのプレゼントが2個で合わせて7個を選びながら家から持ってきた袋に入れていきました。その袋を大切そうに抱えて園まで持ち帰ると、年少さん・年中さんがどんな顔をして伊予柑を受け取ってくれるのかワクワクしながら、各部屋をまわって「どうぞ!」と一人ひとりに手渡していきました。1個の伊予柑を手渡す手と受け取る手、触れ合うその表情の中に通い合う温かさを感じました。ほとんどの幼児が伊予柑狩りが初めてで大変良い経験ができたと思います。役員さんをはじめ、お手伝いに来てくださった保護者の皆様、ありがとうございました。
帰園後は、明後日のもちつきに向けて95kgのもち米洗いをしました。振り返ると、今年度は田植えに稲刈り、伊予柑狩りと初めての体験も多く、本当に地域の方々に支えられて成長していく子どもたちは幸せだと感謝の気持ちでいっぱいです。