2010年4月30日 金曜日
今年度初めての参観日は、沢山の保護者の方に来園して頂き、普段の子ども達の生活の様子を見て頂くいい機会になりました。朝早くに子ども達と一緒に登園されたお父さんは、「うわ、こんな遊びしよるんか?」と包丁を使ったままごとコーナーに興味を持たれていました。又、たんぽぽ組のYちゃんのお父さんは、きりん組の男の子達に誘われて、かけっこに加わると、加減せずに走って下さり、まわりからも「頑張れ」という声援が聞かれました。
ちゅうりっぷ組のT君もお母さんと2人だけのかけっこを楽しんでいました。こんなふうに普段から自分のしたい遊びをみつけて十分に遊んでいる姿を見て頂くことが、この参観日の目的であり、子ども達の本来の姿を知って頂ける嬉しさも感じています。
それぞれの学年で、保育参観を進める中で、唯一全学年同じ内容の物を入れました。それは、カイワレ大根の種をまいて、栽培する活動です。昨年の親子運動会で母の日にちなんでカイワレ大根をプレゼントしましたが、まいた種が少なかったことと、クラスによっては、時間が足りず、小さかったことが反省でした。今年こそは…と教師達が副園長と相談して企画したのです。そこで、連休前にまいておきたいと考え、今日の参観日で、保護者の方々の手を借りて準備をすることにしました。
カイワレってどうやって育つか知ってますか?なんで暗くするんだろう?何日で食べれるのかな?等々、いろいろな質問が出たクラスもありました。カイワレの種って見たことありますか?八百屋さんで売っているカイワレを見ても、種から育てることは、考えたことがないと思います。
毎日の生活の中で自然から教えられていることが多い三葉っ子達、このカイワレ大根の栽培からも命の不思議や食に関心を持つことができることでしょう。連休明けにどれくらい芽がでているか楽しみにしながらそっと種をまきました。
メインの保育参観では、親子運動会に向けて親子フォークダンスを踊ったり、ゲームをしたりする活動だけでなく、親子で触れ合える手遊びや、歌なども取り入れました。特に年長組は、スキンシップをたっぷりとって、親に甘えるチャンスも作りました。
総会が始まる頃、年少さんのお部屋から「お母さん」と泣き叫ぶ声があちらこちらから聞こえてきました。それを見た副園長がちゅうりっぷ組のお部屋へ行き、「あのね、古森先生がお母さんと大事なお話をしてくるから、それまでにお帰りのお支度をして待っててね」と言うと泣いていた子たちが、笑顔になって、うなづいたそうです。子ども達に、しっかり分かるように伝えることで、安心して待つことができたのです。このように、子ども達の気持ちを大切にしていきたいです。
さあ、長い連休に入ります。楽しい思い出を作り6日に元気よくあえることを楽しみにしています。