2017年10月5日 木曜日
今日の総練習は、「自分で考えて動く」「先生は応援だよ」という園長先生の言葉で、始まりました。小さい頃から、「自分で考える」ことを大切にしてきたので、子どもたちの表情から「よし、やるぞ!」という気持ちが、ぐんと出てきました。
年長児の鼓笛隊が始まる前に、「水線ないけど、できるよね」と園長先生。園庭には、いつも使っているトラックのラインと中心の印しかありません。私は、本当にできるのかなと少し不安に思いました。ところが、子どもたちは顔をしっかりと上げて前を向いて進みます。カラーガードの子どもたちが出てきた時、「旗のことを考えて」の言葉で、旗の長さを考えて、前の人に当たらない所で止まることが、できていました。
そして、いよいよ時計の針を表現する所です。外側の子が間に合わなかったり、ラインがぐにゃぐにゃになったりと、うまくいきません。「どうしたらいいかな?」の問いに、「大きく歩く」ことを教わりました。中心に近い子は、小さく歩いても間に合います。それぞれ、自分が、どこまで行かなければならないか、そのためには、どのくらいの歩幅で歩くのが良いか、全員が考えて練習しました。横のラインもそろえるために10拍で目標地点まで行き、4拍で列を直そうということになりました。自分一人が先に行ってはいけない。リズムを感じながら横にいる友達と一緒に動く。鼓笛隊という一つのプログラムがどれだけ子ども達を成長させてくれることでしょう。成長の要素を引き出すことが私達教師の役割なんだと今日の指導を見て強く感じました。
リレーも同じでただ速く走ればいいのではなく内周と外周の歩幅の差を園長先生が実演して見せてくれました。バトンタッチもインコースから並ぶことで早くなること。勝つためにはその方法があることも知りました。年長児の姿には、これまでの積み重ねが表れます。年中、年少、プレ年少、保育園それぞれの成長段階での子どもたちの姿を本番当日にはご覧いただけると思います。尚、本日は三役さん、年長の役員さんに手伝っていただきました。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。
また、今日は三津浜中学校から4名職場体験に来てくれました。幼稚園の運動会練習を見て、中学生はどんなことをおもったでしょう。
今日は松山地方祭の提灯行列に参加する子どもたちもいると思います。「いかのおすし」をしっかり守ってくださいね。
〈今日の給食〉