2017年8月13日 日曜日
2歳児になると、友達とかかわりながら遊ぶ姿が見られるようになります。Aくんが、モノレールの線路を出してきて、つなぎ始めました。すると、Sくん、Bくんもやってきて思い思いに、いろいろな方向につなぎ始めました。それを見たAくんは1つの電車を走らせるため、それぞれが、いろんな方向につないだ線路をつなぎ直し始めました。そしてAくんは「ここにつないだらええんよ」とSくんBくんに話しかけ、それを聞いたSくんも別の方向につないでいた線路をはずし、教えてもらったところにつなぎ直しました。できあがるとAくんは早速、電車を走らせていました。1本の線路では、もの足りなくなったBくんとSくんは、別の線路を持って来て、その周りに円につないでいきました。きれいな円になると、ふたりで顔を見合わせました。
そして電車を走らせたり、大きなバスを走らせたりしながら線路の仕上がりを確かめるように友達同士で、会話しながら遊ぶ姿が見られました。又、電車だけではなく、積み木を電車に見立てて走らせたり、レゴブロックで作った自分だけの車を走らせたりして遊んでいました。時には作った線路の上を自分で歩いてみる姿も見られました。そこへ遊びにきた1歳児が、その様子を不思議そうに見ていました。そしてブロックの入ったかごの中から手のひらに入るくらいのブロックを見つけて、車に見立てて動かし始めました。
2歳児になると、一人で遊ぶより友達と関わることの楽しさを実感しながらも、遊んでいますが、思いが通じなくて、トラブルになることもあります。そんな時は保育教諭が話を聞いたり、中に入って遊びのつなぎをしたりすることで、納得して遊びを展開していきます。このような心の育ちをしっかりと見守っていきたいと思います。