2017年7月13日 木曜日
今日は、朝から青空が広がり、”今日も暑いぞ!!”と言わんばかりに、朝早くから蝉が鳴いていました。
思えば6月下旬、桜の下の周辺に1cm程の小さな穴が沢山出来ていました。土の中で7年も過ごした蝉の幼虫が、さなぎになり、大人の蝉になろうと出てきた穴だったのです。その蝉の声につられたように年長児達が首に虫かごや図鑑をかけ、虫探しをしていました。
その一方では、土や水の心地よさを求めて、別の年長児達が砂場で池を作っていると、その横で年少児達が年長児達の真似をして小さな池を作って、水を入れて遊んでいました。それを見つけたひつじ組(年中)のS君は、大きなシャベルをトンネルに見立てて、その下を掘り、年少の池とつなげていました。「トンネルの向こう側は、どこにつながるの?」と尋ねると、S君は「あの大きな池」と答えました。それを聞いた年長児のK君が黙って、大きな池からトンネルへと川をつなぎ始めました。すると年長児のMちゃんも来て一緒に掘り始めました。すると小さな池に足をつけて遊んでいた年少児2人も自然と入ってきて、一緒に掘り始めました。5人で掘ると早くて、すぐに出来、S君が「流れたよ」Mちゃんも「つながった」K君は「本当だ。つながった」と顔を見合わせて、手をたたき合って喜んでいました。
そして出来た大きな池にプラスチックのといをつなげ、端の方を高くして、水を流し始めました。水の流れはどうすると出来るのか経験で分かっている年長児達は、上手に大きな池と小さな池との間の川もだんだんと小さな池の方を低くしていき、水の流れを作っていきました。
砂場で遊び込んできた年長児の姿を真似したり、一緒にしたりする中で学び、経験を積み重ねていく年中・年少児達。そういう経験やつながりが三葉らしいのだと思いました。
今日も蝉に負けない位、元気な子ども達の声が園庭に響いていました。