2017年7月2日 日曜日
2歳児の部屋には、廃材が置いてあります。そこにセロハンテープを出すと、幼児たちは、すぐに気づいて、好きな廃材を持って来て、セロハンテープ台の前に座ります。しかし、廃材をままごとのお皿や食べ物に見立てて遊んでいる幼児の姿も見られます。
Aちゃんは、トレイを見つけると、小さくちぎり始めました。小さくちぎれるのが楽しくて、ちぎったトレイをヨーグルトカップに入れ「いっぱいよ」と見せてくれました。「ヨーグルトみたいだね」と食べる真似をしていると、Bちゃんもやってきて、残りのトレイをちぎり、ペットボトルに詰めて「ジュース」といいました。AちゃんとBちゃんはトレイをちぎって小さくすると容器に入れてヨーグルトやジュースの中身などになることに身近に、気付いて取り入れていたのです。そのあと2人で「ヨーグルトよ」「ジュースよ」と嬉しそうに言いながら見せ合って、ままごと用の皿に出して食べる真似をしていました。
その様子が楽しそうで、「おいしそうだね」と思わず声をかけてしまいました。廃材を見つけて、自分で形を変えて遊んでいる姿を見て、そこから廃材遊びが広がって応用力や想像性、構成能力が育っていくのだと、気付かされました。幼児1人ひとりの発想をそこで、とめてしまわないよう声かけをしたり、援助したりしていきたいと思います。